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2013年11月 6日 (水)

介護ストレス

 診療所に来院される方の中にも介護をされている方はたくさんいらっしゃいます。日常生活の介助や認知症の介護は介護をする方にとってもかなりの負担となることは間違いありません。

 介護保険制度を使用してデイサービスやショートステイを利用し、介護する方が自分の時間を持てるようにするなどの対応も重要になってきます。中には介護施設へ入所せざるを得ないのではないかと思われるケースもあります。
 介護におけるストレスが身体症状となって現れている方も少なくありません。このような状態での肩こりや腰痛に対しては鎮痛剤系統はほとんど効果がありません。神経系の鎮痛剤も麻薬系の鎮痛剤も少しよいかもという程度の効果しか出ないことが少なくありません。抗うつ剤の種類の方が効果が出ることもありますが、なかなかすっきりはしないものです。個別でのマッサージなどを導入してマッサージしてもらいながら悩みなどの話をすることもストレス発散とともに疼痛緩和には有効のようです。
 本当は認知行動療法などの精神的、心理的対応が有効なのだろうと思いますが対応している医療機関も少なく適応が難しいところです。将来的には診療所でも心理的なアプローチをできるようにしていかないといけないのかもしれないなと思っています。
 

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