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2013年11月26日 (火)

化学物質過敏症

厚生省の指針値以下の低濃度で毒性をうけ、健康障害が起きる方がいらっしゃいます。それが化学物質過敏症です。例えば、畳の下の防虫シートのフェンチオンが原因で畳替え2日後に洋服がでている皮膚に赤みがでて、中止後1週間で赤みがなくなった子どもや、町内会でボウフラ発生対策のためにまいた有機リン系薬剤で反応し、副交感神経反応亢進症状(瞳孔が縮小し、筋肉が弛緩するなど)が出現した子どもなど・・。このような因果関係がはっきりしたものでは原因が特定できるのですが、反応が一定ではない場合は原因が特定しにくくなります。
化学物質過敏症のかたの中には室内空気が原因となって急に変なことをいいだしたりすることもあり得るそうです。
最近は研究されてきていて患者さんに共通して変動する遺伝子は免疫機構の制御等に関する者が多く、最近では神経系に発現するものも注目されてきており、これにくっつく薬剤の開発が化学物質過敏症患者の治療につながるのではと期待されてきているそうです。
しかし、いずれにしろ化学物質は避けたいものです。

昨日の東京新聞の記事に気になるものを見つけました。
世界で相次いでいるミツバチ大量失踪の主犯とみられているネオニコチノイド系農薬について日本で使用作物を拡大し、量も緩和するという動きがあるといることです。ミツバチは花々の受粉に欠かすことのできない虫であり、農業への影響は甚大でしょう。その上、ネオニコチノイドは植物の細胞に浸透し、効果は長続きするそう。人間への影響は?ということにもなります。東京都健康安全研究センターの実験では妊娠期、授乳期の母マウスにクロチアジン(ネオニコチノイド系農薬)の投与を増やすと子マウスの行動に落ち着きのなさを示す多動など異常が起こることがわかったそうです。
EU諸国では今年5月ネオニコチノイド系農薬のクロチアジンなど3種類の使用を12年から2年間禁止することを決めたそうです。
日本では穀物から一般家庭の芝生にもネオニコチノイド系の農薬はもうすでに広まっているそうです。怖い気がします。

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