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2014年1月31日 (金)

上殿皮神経障害

 今夜は都心まで講演会に行ってきました。腰痛には本当に様々な原因がありますが、そのひとつとして臀部での末梢神経障害があると言われています。腰に張り出している骨は腸骨と言いますが、腰椎から出た末梢神経が腸骨を乗り越えたあたりで通過障害を起こすものを上殿皮神経障害と言います。中殿皮神経はその内側あたりを走っています。

 整形外科では、特に脊椎外科では腰痛や臀部への神経痛を診るとまず脊椎疾患を考えます。その結果、腰椎のMRIを行ったり鎮痛剤を投与したりします。その他にも末梢神経障害についても検討をしないといけないことを再認識しました。
 末梢神経障害の場合、ブロック注射などが有効なことも多く、以前から上殿皮神経領域のブロックも行っています。梨状筋症候群という別の部位の神経障害もブロックを行っていますが。腰臀部の末梢神経障害でも手術でしか治らない症例もあるのですが、手術を行っている専門医が非常に少ないのも問題かもしれません。手術が必要かもしれない方は、遠いですがその専門医への紹介が必要となります。
  腰痛を主症状とする疾患に対する認識も最近どんどん変わってきました。脊椎疾患、仙腸関節疾患、炎症性疾患、骨粗鬆症、心因性腰痛、内蔵疾患、その他にも鑑別すべき疾患はたくさんあります。すべて鑑別していくにはいろいろな診察や検査が必要です。薬やブロックの効果判定も必要となることがあります。検査や薬や注射は嫌という方も多いのですが、そこは相談していかないと難しいかもしれません。

2014年1月27日 (月)

皮脂欠乏性湿疹の患者さんが以前より減ったかもしれません

毎年皮膚科に冬になるとくる中高年の方が大勢いらっしゃいました。
ごしごし洗わないようにとだけいい、保湿剤や湿疹のところに関して弱いステロイドなどを出していました。
去年から本格的に石けんをやめてもらい、シャンプーをやめてもらい(もしくは低刺激性のシャンプーにしてもらい)、綿を着るように徹底的に指導しました。(最近はやりの化繊保温下着例えばヒート○ックなどをやめるようにいいました)
来院する患者さん全員に言う勢いで(去年は口が疲れました)・・・
今年は毎年着ていた患者さんで来ない方が増えたような気がします。また、来院されたとしても、来院回数がぐっと減りました。
整形外科でいらっしゃっているので、患者さんが他の病院に行っているわけでもなさそうです(^0^;)。
たまにいつもいらっしゃった患者さんが整形のリハに来院している際、どうですか?と訪ねると、やはり、せっけんをやめてかゆくなくなったと・・・・。

せっけんを使わなければ、せっけんを買うこともない。シャンプーもです。もちろん浴用タオルもいりません。風呂場に必要なのは風呂桶と湯船のみ。江戸時代の風呂場ですねー。

しかも、水を汚さないからエコ。省エネにもなります(水を使う量が減る。汚水の処理に電気を使わなくてもすむ)

これは企業からは決して勧められる状態ではないですね。儲からないですから。マスコミもこのことを取り上げることはないでしょう。スポンサーがいますから。

なかなか世の中本当に難しいです。

2014年1月24日 (金)

感染症のはやる時期にはやる皮膚疾患

最近、ノロウィルスやインフルエンザ、その他長引く感冒など、空気の乾燥とともにいろいろな感染症がはやります。
こんなときに伝染性はない皮膚疾患がはやり、皮膚科がやや混雑することがあります。
まずは帯状疱疹。昨日、おとついと3,4人いらっしゃいました。聞くと年末ぐらいに感冒をひいていただの、疲れていただの、体調がすぐれなかったとのこと。
以前にも書きましたが、年末年始は帯状疱疹に要注意ですね。(帯状疱疹は水疱瘡のウィルスが原因となり、たいていは痛みが先行し、発疹が神経支配領域に帯状にでる病気です)
次にじんましん。子どものじんましんのほとんどは何らかの感染症が契機になることが多いです。大人もしかり。たいていは急性じんましんで1週間以内におさまります。でも、かゆくて眠れない場合は抗アレルギー剤で抑えます。
また、以外と多いのが、アトピー性皮膚炎の悪化。感冒そのものでも体調を崩すとひどくなりますが、(乾燥もありますが)中耳炎などを併発し抗生剤を服用したりすると、悪化する場合もあります。
基本的に夏より閑散としている皮膚科ですが、急にさむくなった後などは意外に混雑することも上記の理由からあります・・・・。

2014年1月23日 (木)

眼鏡

 誤って眼鏡を壊してしまいました。仕方がないので以前に使っていた予備の眼鏡を使用してみたのですが、コンピューターや本を見ると目の奥から痛くなって頭痛がしてきました。どうにも耐えきれず、壊れた眼鏡と同じ度数のものを急遽作ることにしました。

 予備の眼鏡は度が強かったようで、度数を弱めにしてもらったら頭痛も眼奥の痛みもなくなりました。眼鏡屋さんに40歳を過ぎたら仕事等で近くを見るのを中心に使用する眼鏡とドライブ等で使う眼鏡と二つ持っている方がよいと言われました。確かにそうなのかもしれません。
 頑固な肩こりや頭痛で眼が原因になっていることもありますが、実際に自分がなってみてよくわかりました。眼は大切ですね。
 それにしても最近は眼鏡も待っている間にすぐに完成してしまい便利な世の中になったものです。

2014年1月18日 (土)

野球肘検診

 今日は野球肘検診を見学してきました。少年野球チームを数チーム集めて理学療法士が身体の柔軟性や関節可動域、筋力などを測定し、超音波検査で靭帯や軟骨の状態を観察して医師が疼痛や臨床所見を取るという流れで、非常にスムーズに大人数を検診していました。一つ一つは簡単なことですが、しっかり行うにはきちんとした計画と準備が必要なことがよくわかりました。

 野球肘は野球だけで起こる訳ではなく、上肢を使うスポーツでは発症することがあります。野球肘は症状が起こった時には進行していることも少なくなく、障害が起こると大人になっても後遺症が残ることもあり、できるだけ早期に診断、治療をすることが求められています。
 野球肘検診はまだまだ全国的には一部でしか行われていませんが、将来的には全国的に必要なことだと思っています。当院でも行えるように準備していきたいと思います。町田市でも集団での検診を行えるように働きかけて行きたいとも思います。

2014年1月17日 (金)

スキー場での日光の害

スキーシーズンですね。良い天気だと本当に気持ちがいいですね。
しかし、良い天気の場合、気をつけないといけないことがあります。
日焼けです。
山でもともと紫外線が強いのに加え、雪は紫外線を80%反射します。(砂浜は10-25%)
顔だけなので、なんとなく無防備になったりします(体はウェアに覆われていますので)。
強い日焼けを起こすと、シミ、しわのもとになります。目はゴーグルをしないと雪目になり、長期的には白内障などを引き起こします。
また、紫外線による免疫低下により、口唇ヘルペスが出る方もいます。
たとえいい天気でも、ゴーグル、フェイスマスクをするか、もしくは日焼け止めをぬることをおすすめいたします。

2014年1月15日 (水)

軟膏の塗り方

皮膚科の軟膏の塗り方はご存じですか?
来院されて、軟膏を出した際には必ず指導しているのですが、病院にいらっしゃらない方は塗り方を誤解されている方が多い様に思います。
今は乾燥の時期です。ご自身で保湿剤を買って塗られる方も多いと思います。
保湿剤の適量塗布の説明をしましょう。
てのひら2枚分の面積をぬるのに1FTUと言われています。1FTUとは指の先から第1関節までの約2.5センチの長さで歯磨き粉のようにチューブから出した量のことを言います。
これを塗りたいところに数カ所にわけてちょんちょんとおき、皮膚のしわにそって軟膏を伸ばすようにぬります。すり込んではいけません。
適量の軟膏がつくと、かろうじて皮膚表面が光る程度になります。また、ティッシュペーパーが付着する程度です。
また、保湿剤の塗るタイミングは入浴後10分以内がよいといわれています。
以上は理想論です。このように塗布する場合、大人で両上肢で50g必要になります。100g軟膏半分で1週間・・・なかなか難しいですね。
ひどいところはこのようにぬらないと効かないということでしょう。
普段何も考えずに軟膏を塗っている方はすこしこの方法を見習ってください。

2014年1月10日 (金)

風邪予防に水うがいが効く(ヨード液うがいではなく)

風邪の予防策としてうがいは当たり前のように行われていますが、日本独自の衛生習慣であり、またその有効性は十分に検証されていなかったそうです。そこで2002年から2003年の冬季に北海道から九州まで全国18地域で、うがいの風邪予防効果を世界初の無作為割付の研究で検証したようです。ボランティア387名を募り、くじ引きで「水うがい群」「ヨード液うがい群」「特にうがいをしない群」の3群に割り付け、2ヶ月間にわたって割り付けられたうがい行動をとってもらって風邪の発症を追跡したようです。その結果、発症率はうがいをしない群の1ヶ月あたり100人中26.4人に対して水うがい群は17.0人、ヨード液うがい群は23.6人であった。水うがいをした場合の発症確率はうがいをしない場合に比べて40%低下することになる。一方ヨード液うがいでは12%の低下にとどまり、統計学的にも意味のある抑制効果は認められなかったようです。
 水の乱流によってウィルスそのものか、埃の中にあってウィル スにかかりやすくするプロテアーゼという物質が洗い流されること、水道水に含まれる塩素が何らかの効果を発揮したことなどが考えられたようですが・・・。またヨード液でそ れほど効果が出なかったことについては、ヨード液がのどに常在する細菌叢を壊して風邪ウィルスの侵入を許したり、のどの正常細胞を傷害したりする可能性が 考えられるよう以前は床ずれでポピドンヨード液を普通に使っていましたが、細胞毒性があることから今では水道水洗浄のみになっています。先日試してガッテンで咽頭や気管支の線毛細胞がウィルスを排出するということをやっていましたが、やはり、この細胞を障害してしまい、かえってかかりやくすなるのでは?と想像しました。
手指洗浄はどうなのでしょうか。この調査もして欲しいと思ってしまいました。
この時期、石鹸やアルコール消毒でひどく荒れた手になる方が多いです。荒れた手は逆に雑菌がつきやすいのでは?と想像するからです。


2014年1月 8日 (水)

踏み台

 年末年始に大掃除で高い所を掃除したり、おせち料理を作るために高い所の物を取ろうとして踏み台や椅子に上がって落ちた方が連日来院されています。台所のシンクの上にお重など仕舞いがちですが、引き戸になっていたり両手で持って引き出す動作になりますので、そのまま後方へ倒れる方が少なくありません。若い者に任せるか仕舞う場所を変えるか、考えた方がよいかもしれません。

 肋骨骨折や腰椎の圧迫骨折を生じている方も複数いました。印象として、70歳を超えたら高い所は注意した方がよいです。しっかりした踏み台や脚立ならまだしも、椅子に乗るのは絶対にやめた方が無難です。年齢とともに、バランス感覚も弱くなります。ロコモティブ症候群のチェックにも、片足立ちで靴下を履けるかどうかという項目がありますが、日頃から片足立ちがどれくらいできるか確認してみるのもよいかもしれません。少し不安定でしたら、下肢の筋力を鍛えたり、机等につかまって片足立ちの練習をしてみるなど転倒予防を行うこともお勧めします。
 

2014年1月 7日 (火)

高カルシウム血症

 骨粗鬆症の治療をする上で、血液中、尿中のカルシウム濃度を定期的に測定することは重要です。しっかり治療を行うには、治療を開始する前にカルシウム濃度や骨代謝マーカーを測定し一番適した治療を選択していきます。この検査によって、カルシウム濃度が正常値を逸脱している方が時々います。

 血液中のカルシウム濃度が高すぎることを高カルシウム血症と言います。軽度の上昇の場合は特に症状はありませんが、高度になると様々な症状を生じます。何となくだるいという方から、下痢や便秘、気持ち悪さなどの消化器症状を訴える方もいます。さらには不整脈を生じたり意識障害を生じることもあり、注意が必要です。このような不定愁訴の原因がカルシウムのせいだと思っている方はまずいません。測定しなければ診断できないことがほとんどです。
 カルシウムの濃度が高い場合、まずカルシウムやビタミンDの内服やサプリの使用などがないかどうか確認します。その他には、副甲状腺ホルモンの異常がないかどうか、腎機能の障害がないかどうかなども確認します。白血病や悪性腫瘍によってカルシウム濃度が上昇することもあり、場合によっては全身検索も必要です。
 現在の特定検診にはカルシウム濃度は入っていないため、検診を受けているから大丈夫ということにもならず、追加検査が必要です。
 

2014年1月 6日 (月)

2014年始

  本日より通常通り診療を開始いたしました。今日の午前はやはり大変混雑してしまい申し訳ありません。お正月に転倒等で骨折された方が多数来院されました。冬本番になり朝は道が凍っていることもあるので転倒には気をつけましょう。

 今年のおみくじは末吉でした。大抵小吉や末吉なのですが、人生その位がちょうど良いのかもしれません。少し病気や怪我があっても全般的に無事に過ごせれば良しとすべきなのかなと思います。
 今年1年、経済も医療も制度が変わりどうなるのか見通せませんが、なんとか乗り切っていければと思います。

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