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2014年4月25日 (金)

病診連携の会

 今日は整形外科の病診連携の会に参加してきました。以前の町田市では連携の会が途絶えていたのですが、2年前から再開することができ顔の見える関係を築くことができるようになってきました。やはり紹介する上でどんな先生で何が得意かを知ることは大切なことです。

 症例検討会では病院からめずらしい症例の呈示があり、当院からも比較的稀な症例を呈示しました。脊椎や関節疾患、外傷など運動器の問題は症状別の有病率では非常に多いのですが、それを担当する整形外科医はそれほど多くないのが現状です。近隣の医療機関と連携して町田市を運動器医療を盛り上げて行けたらよいなと思います。

2014年4月24日 (木)

頚動脈狭窄症

今日は頚動脈狭窄症の講演会に行って来ました。

糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病の治療の大きな目的の一つは脳梗塞や心筋梗塞等の血管病変を予防することです。血糖値やコレステロール値は定期的に血液検査でチェックされますが、血管病変そのものについてのスクリーニングをされている方はそれほど多くないのではないでしょうか。
 比較的簡単にできる血管病変のチェックとしては、検診でも採用されている眼底検査、四肢の血管を確認する脈波検査、そして頚動脈のエコー検査があります。それぞれ特徴がありますが、血管病変のリスクのある方はそれぞれを1度はした方がよいのではないかと思います。
 今日はそのうちの頚動脈の疾患についての話を聞いて来ました。脳梗塞の原因の一つとして頚動脈に狭窄が存在する方がいます。頚動脈は体表から近く、エコーでもよく見えることから動脈壁の肥厚や狭窄の有無、プラークの存在などがよくわかります。狭窄が高度であったり脳梗塞の危険性が高い方には頚動脈にもステントを入れたりプラークを切除したりする手術を行ったりします。頚動脈病変を確実に診断するためにはエコーだけでは難しく、高精度のMRIやCT,造影検査などの精密検査が必要です。
 医療技術の進歩というのは目覚ましいものがありますね。もちろん動脈病変は生活習慣の改善から予防していくべきことはもちろんですが、もし血管が詰まってきても治せる時代が到来しつつあることを実感しました。

2014年4月22日 (火)

深部静脈血栓症

エコノミークラス症候群と言った方が知っている方が多いかもしれません。深部静脈血栓症とは四肢から心臓へ戻る方の血管である静脈が詰まってしまう疾患です。長時間椅子に座ったままでいると起こることがあり、海外旅行などで長時間飛行機に乗る時には時々歩くとか足をストレッチしたりマッサージしたりすることが勧められています。

 整形外科では人工関節の手術の時に起こることがあります。もし四肢の静脈から詰まったものが流れて肺の血管を塞いでしまうと致命的となることもあり何重にも予防策がとられるようになってきています。
 昔の日本では少なかった疾患と考えられているのですが、メタボリック症候群などの影響もあり日本でも増えてきているようです。診療所であっても、年間数人くらい発見している気がします。ギプス固定の時には注意が必要で、最近はなるべく取り外しできるシーネを使用するようにして巻き替える時に少し動かしてもらうなどの対策はしています。特に静脈瘤のある方では固定等していなくても血栓が見つかる方もいます。
 最近少し予想外なのは、肉離れなどごく普通の怪我に伴って発症する方々です。外傷後、怪我をした部位より末梢全体が浮腫んで来たり、外傷から少し経ってから腫れが悪化したような場合は静脈血栓を生じている可能性もありますので我慢しないでなるべく早く再診していただけますようお願いいたします。超音波で詰まった血栓が見えることもあります。塞栓の疑いが否定できない場合、血管外科の専門医へ至急紹介する必要があるかどうか検討が必要です。治療としてはワーファリンの内服や血管内治療などを行います。

2014年4月17日 (木)

子供達のストレス

体の痛みには精神的、心理的な影響も大きく関与していることがわかっています。うつ病などの精神疾患に疼痛などの身体的愁訴を伴うことは少なくありません。
体の痛みを訴えて来院される子供達にも、精神的な痛みとしか思えないことが少なくありません。毎日塾に行っている、スポーツに打ち込んでいる、音楽家を目指している。真面目で頑張り屋さんであることが多いです。一緒に来る親御さんの一生懸命さも伝わってきます。ちょっと気になるのは「成長痛じゃないの?」とか「大したことないんじゃないの?」といった言葉です。
それぞれの家庭に教育方針があるでしょうからどこまで口を出すべきかよくわかりません。痛みが子供の心の叫びかもしれないということには親として気付いてあげて欲しいなと思います。
子供時代に大切なのは苦しい思い出ではなく楽しい思い出です。勉強や練習も辛いものにしない工夫をしてあげてください。

2014年4月12日 (土)

帯状疱疹がはやるとき

ことし1月から3月まで帯状疱疹の方が立て続けに来院されました。
他院でも帯状疱疹の方が多かったそうです。
免疫力が下がると増えるといわれる帯状疱疹ですが、季節の変わり目だからでしょうか・・
これだけ多くの方がなる環境要因がなにかあるのかと心配になったりもしました。
帯状疱疹の方が多くなると、次に増えてくるのが、水ぼうそうです。
帯状疱疹は水ぼうそうのウィルスによって引き起こされます。水ぼうそうにかかるとそのウィルスが一生体の神経節に潜みます。免疫が低下したときに神経にそって帯状にみずぶくれができるため、帯状疱疹と言われています。
帯状疱疹は接触しないとなかなかうつらないとは言われていますが、多少の飛沫感染もします。そのため、何となく水ぼうそうにかかる方が増えてきているようです。
水ぼうそうは2,3カ所発疹が出たなあと思うと、次の日には全身に発疹がでます。特徴的なのは頭の中にもでることです。
子どもなら一度はかかった方がいいので、かかった場合はしょうがないのですが、大人で水ぼうそうにかかっていない方にうつると高熱がでて、顔にも発疹が多数でて重症化します。確実に水ぼうそうにかかっていない方が水ぼうそうの方に接触した場合はただちに水痘ワクチンをうけると良いと思います。

ところで、今日は非常に皮膚科がこみました。花粉症による皮膚炎の悪化の方やじんましんなどの方が多かったように思います。皮膚科は環境に非常に左右される科だと痛感いたしました。

2014年4月11日 (金)

小学1年生の1学期

新年度が始まり、小学校の給食も始まりましたね。この時期は毎年、小学生の肘や手首の骨折が多いものです。特に小学1年生は、大きな校庭でダイナミックに遊ぶようになるからか骨折することが多いように思います。

 若木骨折というヒビのような骨折から完全に脱転した骨折まで重症度の幅は広く、短期間のシーネ固定から手術的な固定まで治療方法は一人一人異なります。幸い子供の骨折は治りもよいことがほとんどで、骨も数週間で固まって来ますが春に運動会の学校では間に合わないこともあります。
 ピッカピカの1年生にはなんとか1学期を無事に乗り切ってほしいものです。ただ、もし骨折してしまってもあせる必要はありません。大抵すぐに元気になりますから。ちなみに私は年長の時に手首を骨折して運動会に出られませんでしたが、今では悪い思い出でもありません。

2014年4月10日 (木)

いじわる爺さん

 いじわる爺さんというのは本当はいい人に違いありません。若い頃からビジネスで成功し、悠々自適の老後を過ごしているのに何故批判されるのでしょう。

 一方の正直爺さんは昔ながらの芝刈りを未だに行いイノベーションする努力もせず、お婆さんに苦しい生活をさせているのですからいわゆる負け組の人なのではないでしょうか。枯れ木に灰を撒いたりおにぎりを坂に転がしたり鬼の前で踊ったり、ちょっと危ない人なのかもしれません。
 現実社会ではどうなのでしょう。やはり経済的に成功した方が良い人なのでしょうか。経済的に発展していくことが人間には必須なのでしょうか。たくさん食べて毎日晩酌し、サプリや特定機能食品を買いスポーツジムに通い通院して生活習慣病の治療をした方が経済は回り日本はより豊かになるのでしょうか。日本にもカジノを造ってお金を使わせた方が意地悪爺さんへは近道なのかもしれません。戦争の道具も儲かるのであれば輸出した方がよいのでしょうか。
 現代の経済学はひたすら意地悪爺さんを目指しているように思うのですが、本当にそれでよいのでしょうか。大量生産大量消費を続けて最後には地球を売却して収益を得るビジネスモデルなのでしょうか。
 いつか正直爺さんのようになりたいと言っても今の世の中では支持されないのでしょうね。

2014年4月 8日 (火)

足関節捻挫の圧痛点

足関節の捻挫の方は相変わらずたくさん来院されます。発症時、初診時の診断としてはもちろん疼痛、腫脹の具合や患肢に荷重できるかどうか、関節の不安定性などが重要な判断材料となります。さらにレントゲンで剥離骨折などないかどうか、超音波検査で靭帯の断裂や断端の離解している距離、剥離骨折がないかどうかなども重要です。

 最近、見直しているのが圧痛点の確認です。超音波診断をするようになって、足関節捻挫もどの部分がどの程度損傷しているのかピンポイントでわかるようになりました。どの靭帯の骨付着部側か靭帯中央部か遠位側か、脛腓靭帯部分か、さらには実は腓骨筋腱側だったり踵骨前方だったり。
 ピンポイントで部位を特定しないと、レントゲンを撮っても損傷部位を描出できません。圧痛点を確認し、超音波診断で確認してマジックでマーキングしてその部位の骨損傷の有無や程度をレントゲンで確認するという流れで診断しています。
 そうすることで、固定方法や固定期間についてより詳しく判断することができるようになってきました。
 足関節捻挫について、一括りでの治療をすることはもう望ましくないような気がします。というか足関節捻挫という病名自体、様々な損傷をいっしょくたにした広すぎる概念でもう少し細かな診断名を付けるべき時代になってきたのではないかと思います。

2014年4月 1日 (火)

新年度

 消費税が上がりましたね。診療所でも3月中に長期処方を希望する方がたくさん来院されました。もちろん定期処方しかできないので、まだたくさん余っている方に追加処方する訳にもいかない訳ですが。

 自己負担率が上がった方もいると思います。これからの時代、医療や介護を考える上で費用は非常に重要な要素になると思います。なるべくコストをかけずに治療し、介護も利用者の負担額をまず考えるようにしないといけません。介護度が上がると利用できるサービスは増えますが、費用もかなり高くなります。新しい治療は有効ですが高額です。国のお金を使っている訳で、自分はお金に余裕があるから高額な医療をしてくれとか湿布はできる限り大量にくれというのもちょっと違うような気がします。
 今日は糖尿病と認知症の講演会に行って来ました。糖尿病の薬は最近新薬が次々と出ています。昔はいかに血糖値をしっかり下げるかということに専念していた印象がありますが、最近は低血糖発作を起こすことは非常によくないということがわかってきたため、特に高齢者では治療目標も緩和されています。糖尿病の治療を考える上では眼や腎臓や神経や認知症や骨粗鬆症やその他さまざまな合併症について注意を払わないといけません。総合病院では各科専門医が担当する訳ですが、軽症者や高齢者でも各科専門医が担当していては医療が病院的にも費用的にも破綻してしまいます。これからばプライマリケア医として安定した糖尿病には参画していかないといけないなと思います。
 認知症については、現在の薬はやはり有効期間が1〜2年しかないのは問題だなと思います。認知症では発症の20年も前から脳内変化が発現していることがわかってきています。早く発症を防止できる薬ができてくれるとよいなと思います。そこは日本の製薬メーカーや医学薬学研究者に頑張ってほしいところです。今日の理化学研究所の記者会見を見ていて、不甲斐なくもあり、それでも研究者は崇高な世界で生きている訳で社会として尊敬の念を忘れてはいけないと思います。

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