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2014年6月26日 (木)

前を向いてほしいですね。

 今日は化膿性脊椎炎の講演会に行って来ました。勉強になったのですが、今日は別の話をするべきでしょうね。

 今回のワールドカップでは日本代表はうまくいきませんでした。日本選手が海外で活躍することも少なくなくなり、かなり期待していたので予選敗退にはがっかりしたことは事実です。
 しかしインタビューでの長友選手の涙を見て、どうか前を向いてほしいなと思いました。資源のない日本が戦後復興したように、努力を続けて行けばいつか世界一になれると信じたい。
 スポーツ選手というのはいつまでもあこがれであり最大限尊敬しています。ワールドカップでは決勝トーナメントでも最高の試合を楽しみ、日本代表にはまた4年後に期待しましょう。
 

2014年6月24日 (火)

足の瘻孔?

 足の胼胝(タコ)などから出血しなかなか治らないということで来院される方が時々います。足指の変形や外反母趾、開帳足など変形が強くなると足指や足底に胼胝ができることが少なくありません。胼胝であれば皮膚科で削ったりすることが多いのですが、時々出血や浸出液が持続しているということで整形外科へ回ってくることがあります。

 この時に注意しないといけないことは、足指や足底は骨や関節に近く、容易に骨髄炎や化膿性関節炎を起こすということです。胼胝など皮膚の問題から感染が深い部位に波及してしまうと、傷の処置をしていても治りません。どこから血液や浸出液が生じているのかをよく観察しないといけません。場合によってはゾンデという金属の棒を穴に入れてみたり、レントゲンを撮ったりします。
 化膿性関節炎などになっている場合、麻酔をして広く切開し内部を洗浄したり、場合によっては感染した骨や関節を取り除く手術が必要になることがあります。腫れや赤みが強くなってしまうと、菌が全身へ波及して敗血症になってしまったりすることもあります。全身の発熱などを生じていないかどうかも注意する必要があります。
 麻痺した部位にできた胼胝や、糖尿病のある方、血流の悪い方の胼胝などは特に注意が必要です。皮膚科医、整形外科医、内科医や実際看護に当たる看護師、介護しているヘルパー、一緒にいるご家族などみんなで情報共有していく必要があります。

2014年6月18日 (水)

ディオバンと専門医

 ディオバンの問題で逮捕者も出ましたね。もともとこの薬では血圧があまり下がらないことは臨床医ならみんな実感していた訳ですが、権威のある高名な専門医の方々がこぞって臓器保護作用があるからこの系統の降圧剤が第1選択ですと説明していた以上使わない訳にはいかなかったように思います。
 これから同系統の薬の取り扱いはどうなっていくのでしょう。高額であるのに血圧降下作用が弱いという薬剤が高血圧治療の第1選択であり続けられるのか、専門学会の動向を見守る必要があるものと思います。
 振り返ると専門医制度というもの自体も怪しいような気がして来ました。専門医を取得する時には経験した症例報告や試験があるのでまだよいのですが、専門医を継続する場合には製薬会社が資金を提供する講演会に参加し、その会社の薬がどれほどよいかという話を聞かなければなりません。せめて薬と関係ないテーマの講演会をしてはどうかと交渉したこともあるのですが、それは全て拒否されました。もう少し志を高く持っていただきたいですが、本来医療界自らが講演会を執り行わないといけないのではないかと思います。
 この問題はこのままうやむやにされていくのだろうなと思いますが、何か根本的に問題を解決して行かないといけない時代になっているような気がします。

2014年6月12日 (木)

若い男性でもエコノミークラス症候群

 エコノミークラス症候群とは長時間椅子に腰掛けてじっとしていることが要因となり発症する静脈の塞栓症のことです。特に肺の血管が詰まると致命的となることもあり注意が必要です。

 名前とは裏腹にビジネスクラスでも起こることが知られており、自動車などでも当然起こることもあるので旅行者血栓症と読んだ方がよいのではないかとも言われています。整形外科としては人工関節置換術や骨折の手術後などに起こることがあり、時に致命的になることから厳重な管理を行うこととされています。
 手術後やギプス固定後には細心の注意を払うのですが、肺に血栓が飛ぶ原因となる下肢の深部静脈血栓症は実はそれほどめずらしくないことがわかっています。しかし実際は高齢者に起こることが多く、一般的に若い方ではそれほど心配する必要はありません。
 今まではそれほど心配なかったのですが、最近立て続けに若い男性の下肢深部静脈血栓症を経験しました。大学の運動部学生の方で、ふくらはぎが痛いと来院されたのですが、十中八九肉離れかなと思って診察したところ血栓がありました。もう一人は通常の肉離れの後に発症したのですが、ギプス固定ではなく弾性包帯固定で歩行も許可していたのですが発症し、肺塞栓も起こりました。一昔前ならほとんど考えられなかったような印象で時代が変わったなと思います。
 最近はビジネスマンでも旅行目的でも海外を飛び回っている方が多いですが、若いからといって慢心せず、しょっちゅう足の筋肉を動かしたり立ち歩いたりして予防した方が良いです。
 肉離れのような下腿痛での鑑別診断にはファーストラインに考えないといけないなと改めて思いました。

2014年6月10日 (火)

リウマチ月間

6月はリウマチ月間です。関節リウマチなどの炎症性疾患についての啓発を行う月ということになっています。関節リウマチはそれほど少なくない疾患です、関節が腫れたり手指のこわばりがあると心配される方が多いですが、リウマチを心配されて受診される方には本当のリウマチの方は少ないように思います。

 診療所レベルでは本当に超早期に来院されることが多いため、昨日から関節が痛いという風に関節リウマチの診断基準を全く満たさない方が少なくありません。ご本人も関節リウマチのことは全く念頭にないことが多いです。
 最近は関節リウマチの薬も非常に進歩していて、早期に診断して適切に治療を行うと関節が破壊されることは少なくなってきています。ただ、関節が破壊されてきてから治療を開始しても薬で改善することは難しいです。その場合、人工関節置換術などの手術も含めて検討する必要がありますが、人工関節などの手術も進展していますのであまり悲観的に考えないようにしていただけますと幸いです。
 高齢になってから発症する関節リウマチの方も時々いらっしゃいます。その場合、全身状態や合併疾患、認知機能などを含めて治療方法を相談する必要があります。そうなると診察には関節の状態から胸部聴診、各種検査や認知機能検査など本当に全身的な診察となります。日々全身の診察ができるよう、聴診器を肩にかけた整形外科医であり続けたいと思います。

2014年6月 5日 (木)

けむし皮膚炎

最近、今年のけむし皮膚炎第1号の方がいらっしゃいました。
けむし皮膚炎とは毛虫の毛により起こります。毛虫のついた木の近くを通ったり、毛虫のついた葉っぱに触れるだけで容易にぬける毒の毛が皮膚にふりかかって起こる、あかくてかゆい皮疹です。以前にも書きましたが、夏服なら容易に服を通り越して皮膚にささります。
そのため、服で覆われている腹部やふとももにも起こります。(パンツの部分は2重のため、めったに起きませんが)
非常にかゆくてがまんできません。もし起こったら早めに皮膚科を受診してください。
毛虫がよくつく木の近くはいかないこと、剪定をする際は注意深く葉の裏をみてから行ってください。もし毛虫がいるようならほとんど雨を通さないような厚い雨ガッパをきて、ゴム手袋をして剪定してください。(熱中症に注意!!!)ふつうの長袖長ズボンではダメです。
卵のうちに駆除(葉の裏の数ミリ大の綿のような卵)すると安全です。(私は去年はゴム手袋で片っ端から潰しました。)農薬をかけるのも手なのかもしれませんが、その場合毛虫を退治するクモなどの益虫まで殺してしまいます。物理的方法が確実です。
この方法をとるようになってから薬を使っている時より毛虫がわきにくくなりました。
あと、鬱蒼とした木にしないこと。剪定して風通しをよくするといいでしょう。

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