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2014年6月12日 (木)

若い男性でもエコノミークラス症候群

 エコノミークラス症候群とは長時間椅子に腰掛けてじっとしていることが要因となり発症する静脈の塞栓症のことです。特に肺の血管が詰まると致命的となることもあり注意が必要です。

 名前とは裏腹にビジネスクラスでも起こることが知られており、自動車などでも当然起こることもあるので旅行者血栓症と読んだ方がよいのではないかとも言われています。整形外科としては人工関節置換術や骨折の手術後などに起こることがあり、時に致命的になることから厳重な管理を行うこととされています。
 手術後やギプス固定後には細心の注意を払うのですが、肺に血栓が飛ぶ原因となる下肢の深部静脈血栓症は実はそれほどめずらしくないことがわかっています。しかし実際は高齢者に起こることが多く、一般的に若い方ではそれほど心配する必要はありません。
 今まではそれほど心配なかったのですが、最近立て続けに若い男性の下肢深部静脈血栓症を経験しました。大学の運動部学生の方で、ふくらはぎが痛いと来院されたのですが、十中八九肉離れかなと思って診察したところ血栓がありました。もう一人は通常の肉離れの後に発症したのですが、ギプス固定ではなく弾性包帯固定で歩行も許可していたのですが発症し、肺塞栓も起こりました。一昔前ならほとんど考えられなかったような印象で時代が変わったなと思います。
 最近はビジネスマンでも旅行目的でも海外を飛び回っている方が多いですが、若いからといって慢心せず、しょっちゅう足の筋肉を動かしたり立ち歩いたりして予防した方が良いです。
 肉離れのような下腿痛での鑑別診断にはファーストラインに考えないといけないなと改めて思いました。

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