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2014年10月16日 (木)

乳児の保湿剤はアトピーの発症率を3割減らせる。

乳児に保湿剤を毎日、約8カ月間塗ることでアトピー性皮膚炎の発症率を3割減らせたと、国立成育医療研究センターのチームが発表しました。保湿剤に予防効果があることを示したのは世界で初めてとのこと。
また、食物アレルギーの獲得はアレルゲンの皮膚からの侵入によるものといわれていますが、その意味では食物アレルギーの発症率低下にも寄与するかもとのことです。
たしかに、皮膚のバリアを正常に近づけておくことはアレルゲンを皮膚に入れないので、その後皮膚炎になったり、アレルギーを獲得することを遠ざけると考えられます。
しかし、このように3割も減らせるとはっきり示されたのは意義のあることだと思いました。
ならば、せっけんをそもそも使わないという調査はないのかなとふと思いました。
バリアーを壊さないことと守ることは一緒のことです。さらに言えば、以前にも書きましたが、乳児の着る服を合成洗剤ではなく、なるべく石けん洗剤(せめてさらさ)等にするなども大事と思われます。

この記事をみた方が、生まれたばかりの乳児を連れていらっしゃったとき、保湿した方がよいのでしょうかと相談されることが何回かありました。
乳児の皮膚が正常に近いときは、せっけんやシャンプーを使わず、お湯であらうことと、洋服の洗剤に気をつけることをまずやってもらうようにいっています。冬場、もし乾燥するなら、はじめて保湿をしてもらうようにいっています。

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