便秘
最近、といっても2年前ですが新規の便秘薬が発売されました。新しい薬の効果や副作用はどうなのかなと思い、先日便秘に関する講演会に参加してきました。便秘に悩む方は非常に多いのですが、従来は酸化マグネシウムと刺激性下剤を中心にコントロールしている方が多いと思います。
そもそも便秘とは何かという点について患者さんと医師との間で認識がずれている場合が多いとのことです。便秘というと、数日から1週間、ひどいとさらに長期に便が出ないことを主に考えます。しかし患者さんによっては、毎日数回便が出ているのに便秘と言う方もいるとのことです。それは、少量の小さい便やコロコロの便が1日に何回も出て1回でスッキリ出ないで悩んでいる場合などです。また、毎日出ているけれど残っている感じがする場合にも便秘という訴えになります。便秘で困っているという一言では実際どう困っているかが伝わらないことがよくわかりました。回数や性状だけではなく、もっと詳細に困り方を伺って対応する必要があります。
刺激性の下剤は習慣性になったり依存的になる可能性があるため、なるべく屯用で使った方がよいというのはわかりますが、なかなかうまくコントロールできないことも少なくありません。本当は洋式便器より和式便器の方が便秘にはよいとのことですが現代人ではしゃがむことが困難になってきておりもう和式には戻れないでしょうね。
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