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2015年4月 9日 (木)

圧迫骨折の往診

最近は動けないので往診してほしいという依頼が増えています。自宅で転倒した方も原因がはっきりしない方もいます。転倒など外傷がはっきりしている場合、大腿骨頚部骨折などのことも多いです。その場合、精神状態や全身状態を検討して手術できるようなら入院の適応となるため救急搬送の依頼をすることも少なくありません。
腰痛で動けない場合は脊椎の圧迫骨折のことが多いです。圧迫骨折の場合も、最初に入院や手術の適応かどうかを検討します。自宅で療養できるかどうか、入院が必要かどうかには様々な要因があります。
神経障害のある方では骨折部で神経を圧迫している可能性もあり、入院精査が必要となる可能性が高いです。看病をしてもらえる家族が同居しているかどうかは大きな要素です。また、ポータブルトイレも含めてトイレをなんとか使えるかどうかは重要です。
脊椎を骨折したら重症なのだから全員入院した方が良いと思われるかもしれませんが、圧迫骨折で入院した場合逆にせん妄になって精神的に混乱してしまう方もいます。自宅に戻ると意識も元に戻ることも多く、自宅療養の方がよい場合も少なくありません。自宅療養する場合介護サービスも重要です。多くの場合、要介護4程度に介護度が上がりますので電動ベッドのレンタルや自宅介護の導入などが可能になります。往診したその日に支援センターに電話をして介護申請を依頼することもあります。
整形外科医の往診というのはまだ一般的ではありませんが、動きや痛みについては専門分野ですのでこれからも積極的に行いたいと思います。

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