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2015年5月26日 (火)

飲酒・喫煙成人年齢引き下げ?

自民党の成人年齢に関する特命委員会で、飲酒、喫煙を18歳から認める可能性も排除せず、議論を進めるとの記事をみました。
とんでもないことです。タバコは10代に吸い始めると依存度が高くなると言われています。
保険で禁煙指導がされている中で、タバコを18歳から認めるとは・・・
だれが儲けるつもりなのでしょうか。ひどい話です。
以前も書きましたが、タバコは肺がんやCOPD、血管障害という寿命を縮めるだけではなく、皮膚科疾患も確実に増やします。
代表的なのが、掌せき膿疱症です。タバコがかなり関係している病気です。
膿の出るにきびや、おしりの膿をくりかえすものも関係していることが多いと感じます。
シワは増え、シミも多くなり、顔色がわるくなります。
社会保障費が高くつく原因にもなりますので、もし万一そうしたいのなら、タバコを1箱1000円にして学生が買いにくい値段にしてほしいものです。また、高くしたたばこ税はその半分を社会保障費に回して欲しいものです。
飲酒も依存症になった場合には臓器の破壊、脳の萎縮など人にはかりしれないダメージをあたえることもあります。
喫煙、飲酒を18歳に引き下げる理由はなんなのでしょうか。

2015年5月24日 (日)

日本整形外科学会総会

 この週末は日本整形外科学会の総会に参加してきました。少しだけの参加でしたがいろいろ勉強になりました。
 科学技術の進歩に伴って検査機器もどんどんすごくなっています。MRIも現在の磁場強度は1.5テスラが一般的で、3テスラのMRIが少しづつ普及している段階ですが、研究としては7テスラの検査も行われていました。3テスラのMRIでも神経線維をかなり精密に描出できるのですが、7テスラになると本当に1本1本の神経が見えるようになるかもしれません。PET検査でも特殊な物質を使うと痛みの原因や感染の有無が明瞭にわかるようになるかもしれません。ただ、そんなモンスターマシができたら幾らするんだとコスト的に心配になってしまいますが。
 リウマチの講演では逆に従来の薬が見直されているという話題を聞きました。現在は生物学的製剤が全盛ですが、さすがに医療費の面で財政を圧迫したり一般市民が使いづらいという問題も生じていてコスト重視のイギリスでは従来の薬を併用する治療が増えてきていてそれでも臨床成績は変わらないとのことでした。治療法というのも日々変わっていて最新の治療を後から見直すと実は旧来の治療法の方がよかったということもあるものです。
 学会では最新の検査や治療について良い点悪い点、教科書的にはいかない点なども本音のトークバトルを聞くことができてやはり面白いものです。

2015年5月20日 (水)

腱板が切れている方は非常に多い

 肩関節が痛くて動かしづらいという方の中に、腱板が切れている方は非常に多いです。もともと、年齢が上がると症状がなくても腱板が擦り切れていることが少なくありません。高齢者では半数以上が自然に擦り切れているという報告も多く、腱板が切れていても症状を呈するかどうかは微妙なところです。
 急に肩が動かなくなったという方では特に注意が必要です。腱板断裂の場合、最近は手術的に修復することも増えてきましたが、股関節や膝の人工関節とか腰椎の手術とかと比べると圧倒的にまだまだ肩の手術を受ける方は少ないように思います。実際適応もそれほど広くはないので短期間リハビリテーションを行っての回復具合なども診てから決めるのでも遅くはありません。手術後長期では再断裂することも稀ではなく、超高齢者は腱板が切れていても何とかなっている訳で、色々な意見を聞いてみるのがよいかもしれません。比較的若い中高年の方では、初回手術の成績は良好な報告も多くもう少し手術を積極的に考えてもよいような気もします。
 腱板はMRIか超音波検査で確認するのですが、超音波検査は診察時にすぐに見られるので大変有用な検査だと思います。肩関節の痛い方、動かしづらい方では単なる五十肩と決め付けることなく少なくとも一度は腱板が断裂していないか確認してみる必要があるものと思います。

2015年5月15日 (金)

部活動も命がけ?

 最近5月とは思えないほど暑い日が続いています。先日、当院の内科に熱中症の子が来院されました。屋外で野球の練習をしていた後に熱があるとのことでした。40度近くの発熱があり、来院中に嘔吐もみられたため救急で総合病院へ紹介受診となりました。
 このまま地球の高温化が進むと、屋外スポーツはある意味命がけになってくると思います。どうして校庭に屋根を作らないんだというクレームが起こってくることも不思議ではなくなるかもしれません。将来屋外スポーツの強豪校は、ドーム型運動場を所有するのが普通になるのかもしれません。
 どうしても少年スポーツにはまだまだ根性論が根強いので危険な時間に練習したり水分補給や体調管理が十分でないことが少なくありません。スポーツに熱心なお子さんがいる家庭では、自衛手段を考えた方がよいと思います。
 熱中症は生命に関わる危険な疾患です。スポーツの中で不幸な事故が起きないよう祈るような気持ちになりました。

2015年5月13日 (水)

ジェネリック薬の落とし穴

 現在、国は医療費節約のためにジェネリック薬の使用を推進しています。当院では一般名処方にして、患者さんのご希望も含めジェネリック薬の使用を積極的に取り入れています。私自身も薬を飲むときにはジェネリック薬を飲むことが少なくありません。客観的に考えて同じ化学式で構造も同じに作られたジェネリックであれば効果にそれほど差はないはずと思います。純度や添加物の違いで効果や副作用に差が出るという話もあり、実際先発薬とジェネリック薬で副作用の違いがあった方もいますので、一人一人考えながら使うようにするとよいのではないかと思います。
 しかしジェネリック薬にはひとつ大きな落とし穴があります。それは、先発薬とジェネリックで適応症が異なることがあるということです。厚労省の方の頭は大丈夫か?と心配になってしまうのですが、効果は同等なのでなるべく積極的にジェネリック薬を使いましょうと言っておきながら、使える病気の範囲で先発薬とジェネリックに差を作るなんて理解できません。
 効果が同じと言うのなら適応症を同じにすべきで、適応症を違うことにするなら効果は同等ではないと言うべきでしょう。
 これは制度上の問題なのかそれとも単に思考が足りないのかと思いがちですが、実は深い深い官僚的思考が働いているものと最近は理解しています。
 私たち医師が一般名処方をしてジェネリック薬を使用すると医療費が節約できるのですが、さらにここで薬剤師がうっかり適応症のないジェネリック薬を選択してしまうと適応外使用となり処方箋料を査定されさらに医療費が節約できます。厚労省は蟻地獄のように巧妙な落とし穴を開けて今か今かと待っているのでしょう。(考えすぎか。)
 もっとも安全に処方するなら、適応症の異なるジェネリックのある薬剤は全て使用しないで先発薬縛りにするのが確実です。厚労省にはそれでもよいのか聞きたいくらいです。

 

2015年5月11日 (月)

脂肪のかたまり(粉瘤)

体のあらゆるところにできる皮膚の下にできるできものです。良性の腫瘍で癌ではありません。最初は小さくて、中心に黒い点があり、押すとくさい臭いのする油かすのようなものがでてきたりします。そのうち、徐々に大きくなり、そのあぶらかすのようなものがでてこれなくなることもあります。

この時点で痛くもかゆくもないので放っておく方は結構いらっしゃいます。

しかしそのうち、無視できなくなるほど大きくなったり、時には数日で急に腫れだして赤くなり、痛み出したりします。中心が崩れて膿がでてくることもあります。
こうなってくると痛くてつらいのではじめて病院へいらっしゃいます。

膿や中の袋が出きらないと治らないため、切開して膿と袋を可及的に押し出します。

脂肪の塊つまり、粉瘤はこのような経過をたどります。徐々に大きくなるか、いつか化膿して爆発するかどちらかです。

ある程度大きくなったら化膿する前に麻酔して切除してとってしまうほうが、結局傷も小さくですみますし、一回で治療が終わります。

化膿して切開した場合、一部の袋が残ってしまうこともあり、一旦おちついてもまた袋ができてきて、そのうち化膿してくることもよくあります。

痛くもかゆくもなくてもなくならない皮膚のコブは受診されるといいかもしれません。

2015年5月 8日 (金)

有名な先生への紹介

テレビやメディアに登場する有名な医師への紹介を希望される方が時々います。その必要性を吟味する必要がありますが、入院や手術の検討が必要な方であればご希望に沿って紹介します。
ただひとつ留意していただきたいのは、有名な先生であればあるほど重症な方や緊急性のある方を紹介することは困難なことです。有名な先生には難しい症例を紹介した方が良さそうですが、実際は予約がなかなか入らず数ヶ月後になってしまうことも少なくありません。脊椎疾患であればその待っている間に歩行困難や神経障害が進行してしまうこともあり、人工関節の紹介では待機している間に本当に歩けなくなってしまいそうな方もいます。なので有名な先生に紹介できる患者さんは長い予約までの期間を待っていられる安定した方となってしまうことも少なくありません。
本来はまず医師を選べない初診外来で患者さんを診察して難しい症例を第一人者が診るというシステムが必要なのでしょう。有名な先生をご希望の場合、早めに精査すべき状態か、待機していられる状態かなど受診するタイミングも考慮していただけますと幸いです。

2015年5月 2日 (土)

日光過敏性皮膚炎

紫外線が激しい季節になってきました。

涼しい割に紫外線が急に激しくなる4,5月は光線過敏の方の来院が多くなる季節でもあります。

特にゴールデンウィーク。外に一日中出ている方も増えます。連休明けに皮膚科が混むのは休みあけだからではありません。虫さされもそうですが、日光過敏でくる方も大勢いるのです。

この季節は肌をUVカット仕様のパーカーを羽織ったり、帽子をかぶったり、紫外線吸収剤の入っていない安全な日焼け止めクリームを塗ったり(2,3時間ごとに塗り直し必要)して紫外線対策は万全にお願いいたします。

子どもも多いのですが、中高年でひどい日光過敏性皮膚炎でくる方も意外と多いのです。

内服している薬で起こることもありますので、ひどい日光過敏性皮膚炎の起こる方は早めに皮膚科に来院してください。その際必ずお薬手帳を忘れずに!!

日光過敏の起こしやすい湿布を日光露光部に貼らないようにしてください。貼った後、一ヶ月は遮光が必要です。湿布を貼った覚えのあるところに時間がたってから日焼けしたときに、四角く赤くなってしまったら・・・皮膚科へ受診を。強めのステロイド外用を使わないと収まりにくいです。

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