2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

« 戦争を経験した先輩 | トップページ | 防災訓練 »

2015年8月18日 (火)

椎間関節嚢腫

 坐骨神経痛を起こす原因にはさまざまな疾患があります。有名なものでは椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症があります。腰椎から下肢へつながる神経が圧迫されたり刺激されると坐骨神経痛が起こりますので、この領域に問題があれば他にもさまざまな疾患で神経痛を生じ得ます。
 その一つに椎間関節嚢腫という疾患があります。脊椎は主に骨同士が椎間板を介して連結しています。その両側後方に椎間関節という小さな関節があります。そこから関節を包む袋の一部が突出して中に液体が溜まってしまうことがあります。ちょうど手首の近くにガングリオンという袋が出来ている方がいますが、それと同じようなものが不幸にも脊椎中の神経の通り道に向かってできてしまった状態です。なので悪いものではないのですが、生じたところがよくないということです。
 身体所見から椎間関節嚢腫を特定することはまず不可能です。MRI検査を行って初めて診断できます。自然経過でなくなることもあり、症状が軽ければ経過観察することも可能です。薬としては消炎鎮痛剤や神経を緩和する薬を使用してみることが一般的ですが、神経への機械的圧迫が強ければあまり効果はありません。椎間関節造影検査で消退した例もあり、椎間関節ブロックや神経根ブロックは有効である可能性もあります。
 症状が強い場合や神経障害を生じている場合は手術的な方法が根治的です。最近は内視鏡的な脊椎手術も一般的になってきており、短期間の入院で手術可能です。あまり仕事を休めない方などは最初から手術を検討した方がよいかもしれません。

« 戦争を経験した先輩 | トップページ | 防災訓練 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/3098/61229575

この記事へのトラックバック一覧です: 椎間関節嚢腫:

« 戦争を経験した先輩 | トップページ | 防災訓練 »