ガンジーが指摘した7つの社会的大罪
突然ですが、ガンジーの話をいたします。
ガンジーが指摘した7つの社会的大罪をご存じですか?
ガンジーといえば子どもの頃、非暴力の人ぐらいしか知りませんでした。
東日本大震災以降、価値観ががらりと代わり、世の中で起きていることに対して懐疑的な目を持つようになりました。メディアが発する情報、政府の情報なども本当なのかどうかいろいろな情報から正しいかどうか考える癖がつきました。
そんななかでガンジーの言葉に触れたのです。
今世の中で大きく動いている渦がどこに向かって動いていくのでしょうか。秘密保護法、安保法、TPPなどがなぜ国民の反対を押し切って可決や締結されていきます。
すべては大企業や経済のためでしょう。安保法と防衛装備三原則により、日本の企業はとうとう武器商人になれる道をつくったのではないでしょうか。事実として防衛費の増大があげられます。巨大な公共事業です。
TPPは大企業の利益優先です。ISDS条項が盛り込まれたようですが、大企業が日本の国の法律で不利益を被ったときに、経済的損失という理由のみで国に損害賠償が請求され、国民の安全や日本の利益を守るために作った法律でさえ、ねじ曲げられていくのです。
公共事業や共済も外国企業が参入しやすくなり、利益優先で事業が進むようになるのではないでしょうか。
ガンジーの7つの社会的大罪は
1 原則なき政治
2 道徳なき商業
3 労働なき富
4 人格なき教育
5 人間性なき科学
6 良心なき快楽
7 犠牲なき信仰
まさに今の政治や経済界にあてはまっており、今の世の中はこの大罪が横暴をふるっているといえるのではないでしょうか。
原則なき政治はいうもがなです。武器商人になっていく日本の企業や、利益追求のみの大企業は(改正派遣法も成立しました)安い賃金で若者や女性を働かせ、道徳なき商業を体現しているように思うのです。
アベノミクスは株のみ(今ではそれも怪しくなってきましたが)で労働なき富を追求しました。
教育基本法改正で人格なき教育がなされるのかもしれません。実際首相官邸の議事録の中の教育改革国民会議(平成12年)で子どもへの方策の部分で行政が行うこととして、子どもを厳しく「飼い馴らす」必要があることを国民にアピールして覚悟してもらう、「ここで時代が変わった」「変わらないと日本が滅びる」というようなことをアナウンスし、ショック療法を行うなどと、とんでもないことが書かれているのです。(これには正直驚きましたが、最近の政府をみているとこういうことを平気で書いていることも妙に納得いたします。)
果ては人文学系の学部や大学院の廃止で人間性なき科学を追究するつもりのようです。ドイツが脱原発に舵を切ったのは経済性を追求せず、哲学者の意見を取り入れたようですから人文学系の学問は科学をするものにとって非常に重要な学問だと思います。
最近の政治、経済界には多いに怒りをもっています。
正直に生きていると割にあわないことも多々あります。また、今の世の中はいいたいこと、本当のことが言いづらい世の中になってきており、ますます息苦しくなっているように思います。
でもガンジーは
「あなたの行う行動がほとんど無意味だとしても、 それでもあなたは、それをやらなければならない。それはあなたが世界を変えるため ではなく、あなた自身が世界によって変えられないようにするためです。」
この言葉で日々の怒りをおさめ、自分は世界によって変えられないように行動したいと日々思っています。
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