中足骨の脆弱性骨折
最近、中足骨が気づかないうちに折れている方がよく来院されるような気がします。中足骨というのは足指の根元の骨で、足の甲の部分に当たる骨です。スポーツ選手で第5中足骨をよく折ることがありますが、足を捻った場合には外側の中足骨が折れることが多いです。
スポーツ選手では中足骨の疲労骨折を生じることもあります。この場合も気づかないうちに折れていることがありますが、最近は外傷やスポーツなどとは関係なく何となく痛いという風に来院されて、実は骨折しているという例がよく来院されます。
少し腫れていて皮下出血はなく、軽い関節炎と迷うことも少なくありません。最初のレントゲンでは骨折を確認できず、後日再診された時にはっきり折れてくることも多いです。
以前はこんなに多かったかな?と思います。高齢な方では骨粗鬆症に伴って骨折していることが多いと思います。中高年の方でも時々来院されますので別の要因もあるのかもしれません。全体的に歩行量が減っていて、中足骨自体が弱くなっているのでしょうか。
骨のためはもちろんですが、メタボのため、心臓のため、健康全般のためにやはり歩くことは基本中の基本なのかなと思います。
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