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2016年3月25日 (金)

深部静脈血栓症がごく普通に

 深部静脈血栓症というのは、四肢末梢から心臓に帰る方の血管である静脈が血の塊で詰まってしまう疾患です。その塊が肺にまで流れて肺の血管が詰まってしまうと肺塞栓症と言い、命に関わることがあります。20年くらい前私がまだ駆け出しの医師だった頃、人工関節術後の方に深部静脈塞栓症からの肺塞栓症を生じた時には人工関節の専門医である上司が術後の肺塞栓症は初めてと話されていたことをよく覚えています。当時は欧米では報告されていましたが日本人には稀と考えられていました。
 それから20年、日本人の生活習慣の欧米化や検査機器の向上により日本人でも深部静脈血栓症はそれほど稀ではないことが分かってきました。今では深部静脈血栓症の方が普通に一般の診療所にも受診される時代になったのだなと最近時々思います。当院で深部静脈血栓症と診断した方では肺塞栓を併発している方も少なくありません。もちろん重症の方は救急搬送されるわけですが、息切れやなんとなく息苦しいという位の症状の方は歩いて診療所へ来院されます。
 片方の足が急に浮腫んだらとりあえずなるべく早めに医療機関を受診した方がよいと思います。他に考えられる疾患としては菌による皮下の腫れである蜂窩織炎やリンパ系の病気などがありますが、蜂窩織炎の場合は赤く腫れるのが普通で、リンパ系の病気では通常徐々に浮腫んできます。静脈血栓では膝の裏や下腿の背側がやや痛い方が多い印象ですが、急に浮腫んで左右の下肢の径が違うという状態になります。
 最近は新しい薬も使用できるようになり治療も進んでいます。早めに診断できれば順調に治っていきますがしばらく内服の継続は必要です。やはりメタボの方に多い印象があり、生活習慣の改善も必要かと思います。

2016年3月15日 (火)

AI

 囲碁の人間vsAIの対決は1勝4敗で終わったそうです。これから急速にAIが進歩していくと社会の様々な面がAIに置き換えられていくのでしょうか。将来AIに取って換えられる仕事と生き残る仕事は何か。子供のことを思っても考えさせられます。
 医師という職業でも、様々な面で人間は不要になるのではないかと思います。医師にかかるべきかどうかはまずAIに聞いてみるようになるでしょう。風邪や打撲などの軽症の時には受診の必要はないという答えが返ってくるでしょう。血圧や糖尿病、高脂血症などの生活習慣病も、患者さんの背景と検査データで診断や治療方針が決まる疾患はAIに任せられるのではないかと思います。この場合、冷ややかに食事を控えて運動しなさいという指示だけがくるかもしれませんが。ロボット技術なども一緒に発展したら傷の縫合や簡単な手術も全自動になるかもしれません。
 医師という人間に残される仕事は何なのか。それは指揮をとることや人としてのアプローチなのかもしれません。理論とは違った選択肢とか、心理的なつながりとか。安心感とか。ロボットに看取られることは未来人にとっては普通なのか、嫌なことなのか。いろいろ考えさせられますね。
 人口が減少していくことは、ある意味チャンスなのかもしれません。これからも人口が増加する国で、人にどんな仕事が残っているのでしょうね。

2016年3月11日 (金)

5年

 早5年ですね。今日の夜は息子の提案でろうそくとランタンで過ごしてみました。そういえばランタンどこに置いたっけとなっていることに気づき、また防災意識をしっかりさせないといけないなと思いました。
 原発もやはり予想通り水をかけて冷やし続けるしかない状態のままになっています。自分が生きている間に廃炉作業が終わるのかどうか。何か次世代の日本人に申し訳ない気がします。
 5年前のこの日から、考え方が大きく変わってしまった方も多いと思います。より善い社会を目指していくことが今生きている人間として向かうべき方向なのではないかと思います。経済学者がいくら拡大発展を訴えても、何か少し違う気がする人も少なくないのではないかと思います。
 自分に何ができるのか。深く考える日であることはこれからも続いていくのかなと思います。

2016年3月 8日 (火)

顔が赤くなる

顔が赤くなる原因はいろいろあります。
今の時期だとスギ花粉でしょうか。花粉が皮膚に付着して炎症をおこし、乾燥したり、赤くなったり、かゆくなったりすることは珍しくありません。この場合はマスクをしたり花粉眼鏡をかけたり、家に帰ったらすぐ顔を水で洗い流しましょう。
それでもだめなら皮膚科を受診してください。

女性の方で顔があかくなるという主訴で来る方もあとをたちません。通年性におき、どんどん悪くなってきたとおっしゃる。精神的に参っているときにおこるとも・・・
しかしよく問診すると、甘いものを異常にたべていたりします。
要するにストレスで甘いものをたくさん食べ過ぎていたようです。
砂糖をたくさんとると顔があかくなったり、体がかゆくなったりすることは実は少なくないようです。最近ですと、バレンタインがありましたが、中学生くらいの女の子が友チョコと称してチョコを大量に摂取していたりしていました。そういえばその頃から体がかゆいと・・・
中高年の女性の場合は顔、とくに鼻周囲、口周囲に紅斑がでることが多いようです。いわゆるしゅさといわれる症状です。
甘いものを取り過ぎると、腸内細菌叢が変化したり、ビタミンB群が消費されたり、高血糖をおさえるためのインシュリンが炎症を助長させたりといろいろなことを起こすようです。
甘いものを食べても平気な方はいますが、もし顔が赤くなったり体がかゆいようならたべないようにしましょう。
砂糖はたべればたべるほどやめられない麻薬のような物質だと思います。2,3週間きっぱりやめれば砂糖と久しぶりにとったときにすごく甘く感じてあまり摂取できないようになることも多いようです。

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