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2016年4月30日 (土)

新入部生

 4月も終わります。4月に入学して部活に参加すると最初は体力をつけるために長距離走などをガッツリされると思います。最近、足が痛いという新入部生がよく受診されます。多くの場合ひどい損傷はなく、筋肉の疲労や炎症、内圧の上昇(コンパートメント)などや、シンスプリントといった下腿の疾患、足部の問題などです。症状を見ながら、調子が悪い子供は躊躇なく別メニューで調整していただけるとよいのではないかと思います。
 実際に肉離れなど本格的な外傷を生じてしまうようですとしばらく安静が必要です。たまに疲労骨折を生じている子などもいます。疲労骨折は早期ですとレントゲンでも分からず、確定診断にはMRI検査などが必要です。
 いずれにしても、今までほとんど運動をしていなかった子供たちに4月からいきなりハードトレーニングすると色々故障も生じてきます。春から夏にかけては一人一人の子供の様子を注意して見ていただけますようお願いいたします。

2016年4月28日 (木)

梅毒感染の増加

 梅毒というと昔の病気と思われている方が少なくないと思います。今でも一応手術の前には梅毒の有無も検査されていますが、反応が出ても既往のみの場合がほとんどで、実際の梅毒患者さんを診たことのある医師はそれほど多くないものです。
 最近、日本では梅毒の感染が急速に増加しています。梅毒は感染初期の症状に気づかず潜伏してしまうことも多く、知らないうちに他の人に感染が拡大してしまう可能性も低くありません。梅毒はしっかり治療すれば治る病気ですので、感染の心配がある方は早めに検査を受けて治療した方が圧倒的に良いです。
 現在の日本では、性感染症の対策自体がうまくいっていないように思うのですが感染症のプロではないので、気のせいなのでしょうか。HCVの薬が非常に進歩して治せるようになってきたことやHIVも薬でコントロールできるようになってきたこと、HPVのワクチンを国際基準に従って再開させることも大切なのはわかりますが、何か根本的な部分が進んでいないように感じるのは錯覚でしょうか。
 メタボリック症候群もそうですが、ワクチンや薬を使う方法はどんどん進むのですが根本的な予防対策は進まない。一般市民としてはお金をかけず自律的に生きていく姿勢が今、必要なのではないかと思います。

2016年4月14日 (木)

腫れ方の違い

 単に腫れていると言っても、外傷で腫れている場合、感染症で腫れている場合、関節炎で腫れている場合など様々な腫れ方があります。
 数日前に足を捻った?ら足首が腫れてきたということで来院される場合、まずは外傷を考えます。ただ、この?が重要で、実際にギクッと捻った記憶が曖昧な方もいます。足首が腫れていればやはり捻挫や骨折を疑いますが、腫れ方を見てこれは痛風だということは時々あります。「これは痛風ですね。」と話しても、「嫌、捻ってから腫れてきました。」と仰る方もいますが、腫れ方が違うので外傷とは診断しません。
 同じようなことは肘や前腕でもあります。ぶつけてから腫れてきたということで来院されても、患部の所見は外傷性には見えず、蜂窩織炎など感染性の疾患であったり滑液包炎などの炎症性疾患だったりすることがあります。この場合も、患者さんは腑に落ちない表情をされます。
 外傷性の腫れであれば内出血していたり、感染性の腫れであれば赤みが強かったり熱感があったりします。ただ、実際は視診、触診などの感覚で区別することが多いです。検査としてはレントゲンや採血などを行い鑑別するのですが外傷によって誘発された痛風などもありますので検査のみで完全に分別できる訳ではありません。この辺りは医師の経験や見立てによって診断にバラツキが出る可能性もあります。治療としてはどちらも炎症を抑えることが主体となりますが、外傷であれば固定したり感染であれば抗生剤が必要だったりと違う対応も必要になります。
 交通事故で足首を捻挫して受診し、その後に関節炎を併発したりすると保険などの問題でトラブルになることもあります。どの部分までが捻挫の痛みで、関節炎の痛みは一般の保険で行うのか。十分な説明をして納得していただくしかないのですが、不満感が募る気持ちもよくわかります。

2016年4月 7日 (木)

カルシウム不足

 骨粗鬆症の方は本当に毎日たくさん来院されます。高齢になって骨折してしまうと自由に動けなくなったり痛みやしびれが残ったりして辛いことが増えてしまいます。
 骨粗鬆症の薬も種類が増えてきて骨折率を確実に減らせるようになってきています。内科の薬をたくさん飲んでいる方は、これ以上薬を増やしたくないということも少なくありません。ポリファーマシーの問題もあり、なるべく薬は少なくするように努力しています。そのためにはカルシウムやビタミンDは食事で摂取するように説明しています。もし食事で足りなければサプリを使うこともよいかもしれません。
 一方で強い骨粗鬆症の薬を使っても、カルシウム等が足りないと骨密度は上がってきません。やはり食事指導では足りない方が多いなと再認識しています。カルシウムやビタミンDも一緒に処方する方が効果的であることは間違いありません。一つ問題なのは、カルシウムやビタミンDを処方している場合、定期的に血液中、尿中のカルシウム濃度等を検査しないといけません。検診や内科での検査には入っていないことも多く整形外科で検査する必要があるのですが、そうすると検査が多すぎる事態に陥ってしまうこともあり悩ましいところです。
 日本人の食事では基本的にカルシウムが不足気味であるということは認識していただいた方がよさそうです。

2016年4月 1日 (金)

新年度にて制度がやや変わります。

 今日から新年度ですね。今年は診療報酬改定の年のため、料金等が一部変わります。整形外科としては湿布の枚数制限が一番多くの方に影響するかもしれません。当院では以前から湿布の処方枚数をかなり制限しており総合病院等から来られた方には怒られることもありますが、今回の1回処方辺り70枚というのは仕方のないことかと思います。ただ期間での制限は曖昧になっており、月に何枚処方できるかどうかは都道府県の審査によって異なると思います。
 湿布は消炎鎮痛剤を皮膚から染み込ませる薬であることを考えると、1回に何枚も貼ってしまうのは副作用の危険性が高まるため適当ではありません。一番痛い箇所に局所的に使用するのが正しい使い方だと思います。
 その他の改定では、在宅系の料金体系がいろいろ変更されています。当院では月1回在宅診療している方が多いため今までは在宅診療費のみでしたが、今回月1回在宅診療での管理費などが設定されこの費用も必要になってくる方がいます。在宅医療推進の方針であるためご理解いただけますと幸いです。
 相変わらず誘導のためのハシゴを掛ける意味合いでの加算が多く、複雑怪奇な診療報酬になっていく一方です。医療事務の資格を持っている方でも難しいと思いますので一般の方には疑問や不満が募っていく可能性もあり心配です。

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