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2016年4月14日 (木)

腫れ方の違い

 単に腫れていると言っても、外傷で腫れている場合、感染症で腫れている場合、関節炎で腫れている場合など様々な腫れ方があります。
 数日前に足を捻った?ら足首が腫れてきたということで来院される場合、まずは外傷を考えます。ただ、この?が重要で、実際にギクッと捻った記憶が曖昧な方もいます。足首が腫れていればやはり捻挫や骨折を疑いますが、腫れ方を見てこれは痛風だということは時々あります。「これは痛風ですね。」と話しても、「嫌、捻ってから腫れてきました。」と仰る方もいますが、腫れ方が違うので外傷とは診断しません。
 同じようなことは肘や前腕でもあります。ぶつけてから腫れてきたということで来院されても、患部の所見は外傷性には見えず、蜂窩織炎など感染性の疾患であったり滑液包炎などの炎症性疾患だったりすることがあります。この場合も、患者さんは腑に落ちない表情をされます。
 外傷性の腫れであれば内出血していたり、感染性の腫れであれば赤みが強かったり熱感があったりします。ただ、実際は視診、触診などの感覚で区別することが多いです。検査としてはレントゲンや採血などを行い鑑別するのですが外傷によって誘発された痛風などもありますので検査のみで完全に分別できる訳ではありません。この辺りは医師の経験や見立てによって診断にバラツキが出る可能性もあります。治療としてはどちらも炎症を抑えることが主体となりますが、外傷であれば固定したり感染であれば抗生剤が必要だったりと違う対応も必要になります。
 交通事故で足首を捻挫して受診し、その後に関節炎を併発したりすると保険などの問題でトラブルになることもあります。どの部分までが捻挫の痛みで、関節炎の痛みは一般の保険で行うのか。十分な説明をして納得していただくしかないのですが、不満感が募る気持ちもよくわかります。

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