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2016年7月20日 (水)

名医と断る技術

 最近は安易に名医という言葉が使われていますが、本当に実力のある専門医を見つけることは難しいものです。患者さんと医師との相性というものもあり、全ての人に合う医師ということは有り得ません。また、医師と言えども診断や治療が常に100%正しいということもありません。逆に絶対大丈夫だから任せなさいという医師は今どきいないとは思いますが、100%という言葉を使ったら医師に限らず民間療法でも逃げた方がよいと思います。
 そんな中で実力のある専門医に共通している特徴として、「多くの人が断られる」というものがあるような気がします。そんなことを言うと元も子もないと言われそうですが、医師がきちんと診られる人数というのは本当はすごく限られています。なので、医師としての実力が上がっていくと自分の診るべき症例を高度に専門性の高い症例に限定していかざるを得ません。その結果、軽症な方や治療後落ち着いた方は容赦なく逆紹介されるようになります。
 結果、高度な専門医ほど患者さんが希望しても断れれるようになっていきます。名医ほど断る技術が高いものです。3ヶ月処方を何年も続けられているようでしたら、そのままでよいのかどうか少し考えた方がよいかもしれません。

2016年7月10日 (日)

絶対に手術をしないという選択 腰椎編

 「腰椎の手術は絶対にしない方がよい」と家族や知り合いに言われたという方は少なくありません。膝関節については先日書きましたが、腰椎については膝より話が複雑だと思います。
 腰椎に関しては、「腰痛という症状」と「腰椎疾患」については完全に別にして考えなければいけません。
 腰痛に関しては、腰痛のみであれば基本的には絶対に手術をしないと決めているのであれば無理にしないでもよいのではないかと思います。腰痛のみで手術をしないと厳しい疾患は、重度のすべり症や高度の側弯症の方など変形が強い方が多いと思います。腰痛が激しくても、機能障害や感覚障害などの神経障害がなければ、少なくてもトイレに行くなどの必要最小限の動作はできることが多いです。痛みに関しては最近は麻薬系の鎮痛剤まで使えるようになっており、緩和できることも多くなってきました。あとはその痛みをご本人が受け入れられるか、耐えられるレベルかということかと思います。
 一方、腰椎に関しては絶対に手術を避けられるとは口が裂けても言えません。それは人の尊厳を侵されることもあるからです。例えば昔病院にいる時、ある20歳代の男性がぎっくり腰で来院されました。本人の訴えは最初腰痛のみでした。レントゲンを行って再度診察室に帰ってきた時、「おしっこを漏らしてしまいました。おしっこの感覚がわかりません。」となったことがありました。膀胱直腸障害という機能障害を伴うと、急性発症の場合緊急で手術的に除圧をしないとそのまま後遺障害として残ってしまうことがあります。その方は腰椎椎間板ヘルニアでしたが、緊急手術をして完全に回復しました。20歳代からおむつで過ごすということが耐えられるだろうか?この場合、普通の人だとやはり手術を選択するでしょう。
 腰椎疾患で整形外科医が注意しているのは痛みももちろんですが、むしろ機能障害や神経障害の有無です。このままだと歩けなくなるなとか、このままだと後遺障害が残り苦しむことになりそうかなとかを考えます。ひとつ注意すべきことは、手術を後回しにして後手後手になってしまうと後遺障害が残りやすくなることです。手術をお勧めしても我慢して我慢して、耐えられなくなってから手術をしても痛みやしびれは早期に手術した場合に比べて残りやすいです。あまりに早期に手術するのもよくないかと思いますが、手術のタイミングというものも重要です。
 手術をしないという選択をすることは最終的にはご本人の意志です。それは尊重されるべきかと思います。機能障害や手術のタイミングなどをよく考えて相談されるとよいのかなと思います。

2016年7月 8日 (金)

都知事選挙より先に参議院選挙

 まだ梅雨も明けていないのに異常に暑い日が多いですね。今度の日曜は参議院選挙です。把握していますか?メディアはまるで参議院選挙を雲隠れさせたいかのように都知事ネタで騒いでしますが、それは来週からであるべきでしょう。
 この国がどうなっていってしまうのか。大変不安に感じています。このままのやリ方では社会保障は確実に破綻するでしょう。大量生産大量消費の今までのやり方をこのまま続けて良いのか。人のお金を右から左へ動かすことで莫大な富を得るような虚業優先の経済。
 社会保障の業種で働く人間としては、自らの業種を全体としては縮小させるようなビジネスモデルへ変換をしていけるのかどうか。それは介護業界でも同じだと思いますが、自らの業種を拡大してくれそうな候補を選ぶことが国のためになるのか。子供達の未来を少しでも明るくしてくれそうな議員は自分たちの世代には厳しいことを言うはずだということを飲み込むことが世の大人達にできるのか。
 自分にやさしい人を選ぶということを続けていたら人間ダメになっていく。甘い言葉ばかりでは選びようがないということをどれだけの人が理解できるのでしょうか。

2016年7月 6日 (水)

落雷の威力

 先日、当院の目の前の電柱に落雷がありました。停電のため5時過ぎで診療を中止させていただきました。ほとんど雷ガードのコンセントを使用していたため、コンピューターなどが壊れる最悪の事態は免れましたがネットワークの一部が故障してしまい、今日の夜になってやっと復旧しました。
 今年紙カルテを廃止して電子カルテに移行しましたが、電子機器の危うさを実感しました。便利ではありますが、一瞬でダウンしてしまう可能性もあります。二重三重のセキュリティーとバックアップと、ネットワークにもバックアップが必要ですね。

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