FDAが抗菌石けんの販売を禁止!!
米国食品医薬品局(FDA)は、現在米国で市販されている抗菌石けん・ボディソープの大部分について販売を禁止することを発表しました。対象となるのはトリクロサン、トリクロカルバンのほか、17種類の抗菌成分含有のもの。ほとんどの製品は従来の石けんと効果に差がなく、健康リスクをもたらす可能性もあるとのこと。FDAは、抗菌石けんが細菌の耐性獲得に寄与するのではないかという懸念からとのことです。
近年の研究では、抗菌成分の長期的な使用によって哺乳類の甲状腺、エストロゲン、テストステロンなどのホルモン系に影響が及ぶ可能性も示唆されているとのこと。
一方でメーカー側は、自社の抗菌製品が細菌の拡散防止において普通の石けんよりも優れることを示すことができなかったそうです。
日本にもトリクロサン含有のものが普通に薬用ハンドソープとして売られています。
塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、クロロキシレノールの3成分のものは1年の禁止措置を1年延期するようですが・・。
今日本中で学校、保育園、幼稚園に薬用ハンドソープが使われ、子どもたちの手が荒れています。
私は前から手の荒れている子どもを大勢みてきました。
そのたびに薬用ハンドソープを使わないよう、幼稚園、学校、保育園の先生にも私が禁止しているからと指導してきました。
全国一斉に公共施設、保育園、幼稚園、学校では禁止すべきではと思います。
石けんも手があれます。それでもどうしてもおきたいのなら純石けんのソープにすべきです。
流水(ぬるま湯だとなお落ちます)のみで手を洗うべきです。
ちなみに手が荒れると、皮膚からアレルゲンが入りやすくなります。将来花粉症その他のアレルギーを獲得しやすくなるのではと考えます。
ネコやイヌを触った後によく過剰に手を薬用ハンドソープであらう方がいますが、ネコ、イヌアレルギーになりやすくなるのではないかと懸念しています。
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