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2016年10月20日 (木)

梅毒について

今年になり、例年になく梅毒がひろがりをみせているようです。
円安になり外国人観光客が増大しているのとも関係しているようですが・・・
以前はほとんど見られませんでしたので、私も見る機会はなかったのですが、昨日医師会で講演会があり勉強してきました。
感染後1週間から3週間でみられる初期硬結(陰茎、陰唇、子宮頚部、口腔内、口唇にできる赤いできもので全く痛みがない)は梅毒の病原菌が大量にいるため、非常に感染性が高いようです。
驚くべきはオーラルセックスで口腔内に初期硬結ができている場合、キスでも皮膚に小さな傷があると他人の皮膚にうつることがあるようです。
皮疹ができた場合、感染機会があることを必ず知らせていただいた方が診断が早くつき、治療に結びつけられます。
それでも痛みがないため、放っておくと、次に3ヶ月程度をへて、全身に発疹が出ます。手にも皮疹が出ます。ウィルス性の中毒疹などと見分けがつきにくく、診断を見落とすことがあります。感染機会の有無を必ず医師に伝えるべきです。
それでも放っておくと数年後神経梅毒や動脈瘤などをおこし死に至ることがあります。
簡単な血液検査でわかりますし、治療をすれば完治する病気ですので、自分のためにもセックスパートナーの為にもおかしいと思ったら病院へかかってください。
梅毒が陽性な場合はHIVも注意が必要なので一緒に調べます。
やはり基本はコンドームの使用です。性教育が非常に大事だと思います。

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