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2017年2月16日 (木)

薬が嫌い

 薬が嫌いな方の気持ちはよくわかります。私自身、喘息の薬は発作時以外も毎日吸引するよう指導されても発作が治まるとすぐに止めてしまったり処方箋通りに飲まなかったり、お茶で薬を飲んだり非常にダメな患者です。
 医師として、お薬が嫌いという方には無理には処方しないように配慮したいと思います。医学的に服薬が推奨されている状態でも、なるべく少量短期間にしたり、希望に沿って薬を使用するように努力したいと思います。多少服薬がうまくいっていなくても仕方がないとも思います。
 ただ、薬が嫌いという場合、少し注意する必要があることもあります。
 高齢の方が薬が嫌いという場合、早期認知症のことが少なくありません。薬をもらっても飲み方がわからない、把握できない、薬の保管や管理ができないというようだと、「薬は嫌い。」という表現になる場合が少なくありません。「薬が効かない。」と話されて、よく聞いてみると痛み止めではなく一緒に処方された胃薬を痛み止めと思って飲んでいたりと服薬がうまくいっていないこともあります。
 もうひとつは、むち打ちの方でも薬は嫌いということが少なくありません。この訴えは、むち打ちでずっと治らない方の特徴の一つでもあります。そういう場合、神経系の障害やPTSDなど外傷後ストレス障害、所謂線維筋痛症など通常の消炎鎮痛剤は効かないタイプの障害を考慮して対応しないとうまくいきません。
 はっきりしない副作用を生じている場合もあります。薬を飲むとなんとなく調子が悪いという程度の副作用が原因で薬が嫌いになる方もいます。高血圧の薬など、あまり副作用はないと思っている方が患者さんでも医師でも少なくありませんが、意外に副作用はあるものです。胃腸薬でも副作用は一定の確率で起こっています。なので、薬が嫌いな方には潜在性の副作用が生じている可能性も考慮しないといけません。
 薬が嫌いという場合、純粋にそうなのか、嫌いになる要因があるのかどうか、少し考えてみる必要があるかもしれません。

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