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2017年3月24日 (金)

花粉による皮膚のかゆみ

スギ花粉まっさかりの季節ですが・・・
皮膚科ではかゆい方が大勢きています。
眼周囲が多いのですが、顔全体が荒れたり、頭がかゆくなったり。
果ては体全体がかゆくなる方も少なくありません。
やはり基本的には花粉症対策が必要です。
マスク、花粉眼鏡、帽子。
外から帰ったら花粉を払う。顔も水あらいをし、なるべく早く風呂にはいって頭の花粉も落としたいものです。
外で服を干すと、花粉がつき、体がかゆくなります。
やはり可能であれば部屋干しで。
抗アレルギー剤(花粉症の薬、皮膚科のかゆみ止めと同じ)も有効です。
症状が出始めたらはやめに飲み始めてつづけるといいでしょう。
湿疹が続く場合は外用の治療が必要な場合も多々ありますので、受診してください。
スギ花粉症のみ強く出ている場合にはスギ花粉の減感作療法を考慮してもいいかもしれません。
今は花粉真っ盛りなのでムリですが、6月ごろから治療が開始できます。
1年前から減感作療法を始めた方は今年、楽になっている方が大勢いて、効果に驚いています。スギの減感作療法は内科で行っています。皮膚科か内科で相談していただければ検査後に治療開始です。

2017年3月22日 (水)

トリアージ研修会

 昨日はPAT法というトリアージの研修会に参加してきました。トリアージというのは災害時に被災者の重症度等を区別して優先順位や対応方法を決める方法のことで、START法というのが有名ですが、昨日はより臨床的なPAT法という方法の仕方を実際に手技を行いつつ研修してきました。
 PAT法は呼吸や血圧などの生理学的所見と全身所見を元に重症度を判断するというものですが、基本的に日々の診察をさほど変わりないので手技自体はできそうな気がします。ただ、これが大災害時だったらどうだろうというと不安になります。
 START法もそうですが、実際の大災害時にトリアージをするのはかなりの重症例でも待機に回すことになったり救命の困難な方には治療をお断りすることも出てくる訳で、重い決断を次々とすることになります。被災者の方々の冷静な行動や譲り合う心がないと上手くいかないのではないかなと思います。
 いずれ来ると言われている関東、東海の大災害に備えて医療関係者も一般の方々も心構えをしていくことがまずは第一だろうなと思います。

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