トリアージ研修会
昨日はPAT法というトリアージの研修会に参加してきました。トリアージというのは災害時に被災者の重症度等を区別して優先順位や対応方法を決める方法のことで、START法というのが有名ですが、昨日はより臨床的なPAT法という方法の仕方を実際に手技を行いつつ研修してきました。
PAT法は呼吸や血圧などの生理学的所見と全身所見を元に重症度を判断するというものですが、基本的に日々の診察をさほど変わりないので手技自体はできそうな気がします。ただ、これが大災害時だったらどうだろうというと不安になります。
START法もそうですが、実際の大災害時にトリアージをするのはかなりの重症例でも待機に回すことになったり救命の困難な方には治療をお断りすることも出てくる訳で、重い決断を次々とすることになります。被災者の方々の冷静な行動や譲り合う心がないと上手くいかないのではないかなと思います。
いずれ来ると言われている関東、東海の大災害に備えて医療関係者も一般の方々も心構えをしていくことがまずは第一だろうなと思います。
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