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2017年7月19日 (水)

小児スポーツの母趾痛

 スポーツを積極的に行っている子で、時々足の親指(母趾)の根本を痛がることがあります。特にバスケやバレーボールなどジャンプを繰り返す競技に多い印象がありますがもちろん野球やサッカー、陸上などの競技でも母趾痛は起こります。母趾の根本の関節は大人では痛風がよく起こる関節です。
  特にぶつけたり捻ったりしていないのに痛くなったという場合では、母趾の基節骨の骨端線というところが痛んでいることが時々あります。骨端線というのは骨が成長する部分で、大人では閉鎖していてありません。この部位の障害は子供特有のものです。
 骨端線の障害には、ぶつけたり捻ったりして受傷する骨端線損傷と、繰り返す負荷で発症する骨端症があります。骨端線損傷はほぼ骨折と同じなので、受傷時がはっきりしており内出血を生じて青くなったりします。一方骨端症は練習が終わったら痛かったとか、怪我をしていないのに腫れてきたとのことで当初関節炎を疑いたくなるような見た目だったりします。
骨端症ではレントゲンで関節面に及ぶ亀裂が見られることが多いです。
 レントゲンではっきりしない場合、精査するとするとMRI検査で骨内の信号変化が見られますがMRIを行う必要のあるケースはそれほど多くありません。
 骨端線損傷ではズレの具合等でテーピングしたり、場合によりシーネ等で固定する場合もあります。骨端症では疼痛や腫脹の具合で初期固定します。足底板の使用をお勧めすることもあります。基本的にはスポーツを休止して患部にかかる負担を減らせばほぼ治まっていきます。
 スポーツを休むことには抵抗感がある子が多いですが、早めに診断して休養をとれば早めに治ります。痛かったり腫れてきたりしているのに無理しないことが一番大切だと思います。

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