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2017年10月16日 (月)

BMI27が最適と言われても

 先日フレイルについての講演会に行ってきました。フレイルというのは、もろさ、脆弱などを意味するfrailtyから作られた日本語の造語ですが、簡単に言うと、病気ではないまでも体力、気力、栄養状態等が低下している状態です。主に高齢者に用いられる言葉ですが、今までのようにとにもかくにも長く生きるということではなく健康寿命を重視しようということで生まれてきた言葉です。身体的なフレイル、心理的なフレイル、口腔機能のフレイル等さまざまな面から弱くなってくることを早めに気づき、運動をするとか栄養をしっかり摂るとか社会参加するとか自助努力をしていただきなるべく医療や介護に頼ることなく元気でいようという啓蒙活動です。
 最近の研究では、太り過ぎのみではなく痩せすぎもよくないということが分かっており、特に高齢になってからは栄養状態や筋肉を維持するためにも体重を維持した方がよいということになってきています。65歳以上に限定すると、BMI=27が最も平均余命が長いと話されていました。BMI27といったら日本人としてはかなり肥満に見えると思います。整形外科医としては、腰や膝は悪くてあまり歩けないけど元気に暮らしている方をイメージしてしまうのですが、何か寝たきりは防止できても座りきりになってしまうような感じがしないでもありません。
 中年期までは生活習慣病防止のために肥満を防止しましょうということには変わりありませんが、高齢になって目標BMIが違うというのもおかしな感じがします。BMIの高い方がそれを下げることが難しいように、BMIの低い方がそれを上げるのも難しいです。BMI27は実際としては日本人には高すぎると思いますが、BMIが20未満の方はなるべく健康的に増やす努力をした方がよいかもしれません。

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