生き甲斐もストレス
昨日は心理学の専門家の講演会を聞いてみました。一番印象に残ったのは「生き甲斐や仲間がいるといったこともストレスである。」という話でした。
バーンアウトしないためにどうしたらよいか、という話ですが、人間の心を輪ゴムに例えると、常にストレスに晒されて引き延ばされ続けていると伸び切ってしまって元に戻らなくなるから適切に心を休ませましょうということでした。ここで言うストレスには、つらいことや無力感、孤独感などの悪いストレスはもちろんですが、生き甲斐、自己決定、仲間がいることなどといったことも「良いストレス」として人間の心を引っ張り続けると話していました。
医療職というのは生き甲斐ややりがい、使命感などを感じて仕事に邁進することが多いのですが、それもずっと続けていてはバーンアウトしてしまう。積極的に無の時間を作る、心の輪ゴムが緩んだ元の状態でブラブラとしている状態も日々の中できちんと作る必要があるとのことでした。医療職に限らず、この言葉が心に刺さる人も少なくないのではないでしょうか。