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2017年10月20日 (金)

世界骨粗鬆症デー

 10/20は世界骨粗鬆症デーです。骨粗鬆症という病気をご存知の方は多いと思いますが、実際に治療されている割合は高血圧や脂質異常症と比べてまだまだ少ないと思います。
 データとしては、50歳以上の人が生涯骨折する確率は男性で1/5、女性では1/3と言われています。足の付け根である大腿骨近位を骨折すると、その後1年以内の死亡率は20%程度と言われています。つまり大腿骨近位の骨折の予後は癌の予後より悪い場合があるということです。また、足の付け根の骨折をすると、骨折後元の通りに歩けるようになる方は半分に満たないということが分かっています。
 自立した老後を維持し健康寿命を延ばすという点で言うと、骨粗鬆症の予防と治療は非常に重要だと思います。検診や健康フェアーで踵の骨強度等を測定して医療機関での精密検査を勧められたという方が時々来院されますが、手や踵での測定と腰椎・大腿骨での測定は結果が異なることも少なくないので注意が必要です。体幹部の骨粗鬆症と四肢の骨粗鬆症はややタイプが異なるのかな?と思うこともありますが、両方を検査してみるのが本当はよいのかもしれません。
 骨粗鬆症の方の慢性的な腰痛が、骨粗鬆症の治療を続けていると軽減することがあります。ただ、圧迫骨折を繰り返して腰が曲がってしまうとなかなか症状を取ることは難しいのが実情です。
 骨粗鬆症の治療は長期に薬を内服したり定期的に注射したりする必要があります。そこが嫌な方も少なくないと思いますが、診療所でもなるべく長期処方をしたりして負担が少なくなるように配慮していますので血圧の薬と同じくらい治療を継続すべき疾患のひとつだという認識になっていただけるとよいなと思います。

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