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2017年12月 2日 (土)

砂糖と塩

 料理を多少なりともしたことのある人だと分かると思いますが、味の調整をする時、ちょっと辛いかなと思って砂糖を入れ、甘くなりすぎたと思って塩を入れ、やばいまた辛くなったと思って砂糖を入れ、と繰り返したところで美味しい料理はできません。料理が美味しくなるのは下ごしらえから最初の味付けがうまいからで、さまざまな調味料を山盛りにしたからではありません。
 ところで毎回診療報酬改定の前年の秋になると、某国営放送などメディアでは「医師の収入の基となる国の医療費が増加しました。このままだと国の財政が破綻しかねません。財務省は診療報酬の減額を求めています。」という報道がなされます。もう風物詩になっていますが、どれほど高額な薬剤が登場しようと、製薬会社が史上最高益を更新しようと、電子カルテや予約システムなどのIT機器が医療に激増しようとも、悪いのは医師の給与という大本営発表は延々と繰り返されるのだろうなと思います。
 診療報酬改定の度に思うのですが、あっちの点数を少し上げてみよう、こっちの点数を下げてやろうという付け焼き刃的な改定は、まるで砂糖を入れたり塩を入れたりして味を調整しようとする料理人と同じです。もうどんな料理なのか原型を留めないほどになってしまい、まるでジャイアンのスープのようになっているのが今の診療報酬だと思います。
 国家財政が厳しい状況では、大きくできないピザをどう分配するか議論するしかありません。各種団体がうちの取り分は減らさないでくださいと与党のパーティー券を買ったり選挙で票を集めたりしていますが、いくらパーティー券を買っても、参加しても、パーティーなんかに出ないでも直接官邸に出入りしている団体に勝てるはずがないのに。
 自分の取り分は小さくできるよ、という人間が一番報われる仕組みを作らない限り、出来杉君よりジャイアンの方が出世してしまうでしょう。まあ、もともとジャイアンをいかに増やすかに国が注力しているのですからため息しか出ませんが。

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