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2018年1月17日 (水)

表皮剥離の処置

 表皮剥離というのは、特に皮膚の弱くなっている高齢者等でぶつけたり擦ったりした際に皮膚が浅い部位で剥がれてしまう損傷のことです。表皮かどうかは、皮下脂肪が見えないレベル、剥がれている皮膚がごく薄い膜のような状態と思っていただけると大きな間違いはないと思います。高齢者では明らかにぶつけたかどうかわからない程度のことでも表皮が剥離してしまうことは少なくありません。
 痛みが強いとか腫れ方がひどいなど、表皮のみではなく深い部位の損傷や骨折などが疑われる場合はすぐに受診した方がよいですが、純粋な表皮剥離のみであれば、自宅や介護施設で処置していただいてもよいのではないかと思います。
 処置の方法としては、まず剥離した表皮の裏側に汚れや砂利など異物がないかどうか確認し、水道水でそっと洗うことが先決です。きれいであれば、剥離した表皮を伸ばして元の位置に広げてみるとよいです。この時、表皮の裏側に血の塊があるとくっつきが悪くなるので血腫も流しておいた方がよいです。血をサラサラにする薬を飲んでいると出血が止まりにくい方もいますが、表皮剥離のみであればしばらくガーゼ等で適度に押さえておけば止まります。
 コツとしては極力元の位置に戻して隙間がないようにすると、ほぼそのまま生着してくれることが多いです。医療機関ではステリーテープという皮膚固定用のテープで固定します。皮膚固定用のテープが手に入れば、それで固定してみてもよいかもしれません。もしなければ、くっつきにくいガーゼなどで保護しておけばほぼ大丈夫です。
 処置が難しい場合はもちろん医療機関を受診してきちんと処置するとよいです。表皮剥離の方で、診療所に来院される前に軟膏を塗られて来る方が時々いますが、軟膏を使用してあると水道水では洗い流せない、ステリーテープが付きにくくなって隙間を閉じにくくなるなど困ることがあります。受診前に軟膏は使わないで来院していただけますと幸いです。というか、表皮剥離には処置前も処置後も軟膏は基本必要ないと思います。
 怪我したら即病院ということではなく、ある程度の怪我は自分で処置できるようになるとよいのではないかなと思います。

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