ささくれは引っ張らない。
この時期、手が荒れている方が多いと思います。爪の脇にささくれができると思わず引っ張って取ってしまいたくなります。
最近ささくれを引っ張って取った後にバイ菌が入って皮下膿瘍を生じて来院される方が多いです。皮膚科を受診される方が多いですが、当院では整形外科で麻酔下に切開排膿しています。
ささくれを取ってから数日でだんだん痛くなり、最後には夜間痛で眠れなくなって翌日受診というパターンが多いですが、だんだん痛くなってきたらほぼ化膿しつつありますので早めに受診すると抗生剤の内服や穿刺のみで治るかもしれません。
日頃指の腫れた患者さんを見ていると、指が腫れて夜眠れないのも辛そうですが指に麻酔するのも痛そうで、自分には極力されたくないと思いますので自分のささくれは絶対に引っ張らないようにしています。ささくれた部分の根元を細いはさみで丁寧に切るのが一番です。
むやみに洗剤や石鹸で頻回に手を洗ったり消毒液を付けたりゴシゴシ擦ったりして手を荒らさないことも大切だと思います。
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