はしかの流行について
3月下旬に外国人観光客により持ち込まれた麻疹(はしか)が沖縄で流行しています。さらには日本各地に流行が拡大しており、現在大流行への発展が心配されています。
麻疹は非常に感染力の強いウイルスで、空気感染するため咳をしていない方からも感染してしまいます。インフルエンザより感染を防ぐことが難しく細心の注意が必要です。
麻疹は潜伏期を経てまず発熱します。その後いったん熱が下がって再度発熱しその後特有の発疹が現れます。なので、最初に熱が出た時点では麻疹と診断することは困難です。
麻疹は予防接種によって予防可能です。子供の時に予防接種を受けていればそれほど心配することはありません。また、高齢者は子供の頃に自然に罹患していることがほとんどのため、やはりそれほど心配することはありません。現在の感染も20前頃から40歳くらいまでの予防接種を受けていない方や1回接種の方が多く感染しています。
このゴールデンウィークに沖縄へ旅行に行かれる方は、潜伏期が10~12日ですので、帰宅後発熱しないかどうか注意していただき、もし発熱したら人混みには出ないようにしましょう。
町田からも修学旅行に行くらしいので
当院では予備診察室へ直接外から入ることができるようにしています。発熱のある方は、待合室に入ることなく事前に診療所に電話していただき、予備診察室にて診察から会計までさせていただけますと幸いです。
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