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2018年5月26日 (土)

整形外科学会2018

 今週の木曜は整形外科学会総会に参加してきました。整形外科学会総会は明日まで行われていますので現在全国の整形外科医が学会に参加しており、外傷への対応が手薄になっています。運動会シーズン真っ只中で外傷への対応が必要なこの時期に総会をやっていることにはやや違和感を感じますが、まあ変わらないのでしょうね。
 脊髄損傷等に対するHAL(歩行アシスト装置)を用いたリハビリテーションの報告では、まだまだ試験段階だなという印象を受けました。しかし、リハビリ段階で積極的に使用できるようになったらリハビリも次のレベルへ行くことができるかもしれません。これから技術がさらに進歩してきたら、身体活動を補助するロボットやアシスト装置は発展していくと思います。現状動けないから閉じこもってしまう障害者や高齢者も将来的には積極的に活動できるようになるかもしれず大いに期待していますが、現状最も大きな課題はコストでしょうか。さすがに保険を用いて全員に供給することはできないでしょうから、電気自転車程度の費用で購入できるようになれば使う人も多くいるではないでしょうか。
 極細の関節鏡の開発という講演も面白かったです。以前からコンセプトはありましたが、実用段階にほぼ到達している印象でした。太い注射針を通すことができるので、外来で局所麻酔下に関節内を直接観察することが可能です。膝の半月板損傷や、手のTFCC損傷、肩の腱板損傷などの診断に有用かもしれません。腱鞘内注射や神経ブロックなども、流入している部位を直視して行うことができれば安全確実に行うことができるでしょう。今は撓む細い棒状ですが、自由に曲がるワイヤー状にできたり、切開とか剥離のできるデバイスを取り付けたりできるようになれば外来処置としていろいろできるかもしれません。これも今後に期待という印象です。
 医療機器展示に関しては診療所レベルではあまり目新しいものがありませんでした。展示会ではやはり人工関節や手術用のデバイスが大きな展示をしており診療所医師の見る領域は限られているのでやや寂しい感じがします。ストレッチ用のリハビリ機器はやや面白いなと思いましたが。高齢化社会で整形外科の手術もどんどん発展していますが、手術適応のない保存的症例や手術適応の厳しい超高齢者も増加している訳で、保存的治療も発展しないといけないなと思いました。
 学会は原則スーツでの参加なのですが、正直スーツはほとんど体が拒否するくらい嫌いです。そもそも機能的によろしくないと思います。せめてジャケットとチノパンでの参加で許容してもらいたいものです。

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