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2019年5月 8日 (水)

初診時に骨挫傷等は診断困難です。

 怪我をして来院された時、レントゲンを行って骨折の所見がなくても骨が痛んでいる可能性は完全には否定できません。あくまでレントゲンでは骨が割れていたりズレていたりするとその変化が見えるのみで、骨の内部のみが損傷している状態(骨挫傷)は見えません。

 疼痛や所見が強く、確定診断が必要な場合はMRI検査をすると骨挫傷もほぼ確認できます。ただ骨の変形やズレがなければMRIを行う必要性は一般的には低く、患部に負荷を掛けないようにして安定するのを待つことになります。ただ、大腿骨頭や膝周囲など後から陥没してくる恐れがある部位では、早めにMRIを行ったりすることもあります。

 連休明けですと、連休中に怪我をして救急病院を受診し、レントゲンで骨は何ともありませんと言われたけれどやはり痛いとのことで診療所を受診する方もいます。最終的に骨挫傷の診断となった場合、「最初は大丈夫だと言われたのに。」とやや不満な方もいますが、最初の所見で骨は何ともないということは間違ってはいないです。救急医としては「骨挫傷などが後から判明することもあります」、と最初に話しておくと万全ですが、忙しい救急で全てを説明することもできず仕方が無い面が多いと思います。

 骨挫傷ですと、数週~数ヶ月してレントゲンを再度行うと骨硬化しているのが確認できることが多いので経過により再検査することもありますが症状が治まっていれば必須ではありません。

 骨折といってもレントゲン上明らかな骨折から、骨挫傷や剥離骨折や若木骨折や骨端線損傷など診断が微妙な骨の損傷もあり、どこまで固定するか精査するかなど希望も含め経過により相談が必要です。

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