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2020年3月 3日 (火)

天頂を眺められますか?

 昨今新型コロナウイルスの話題ばかりです。誰にとっても初めての機会であり、右往左往するのは仕方がないと思います。誰が何を言っても行ってもある程度間違っているのは仕方のないことだろうと思いますが、批判している側も後になって批判される立場になっているかもしれません。現状インフルエンザ等が流行っている時に流行が拡大しないようにするのと同じことを自分なりに考えて行動するしかないのかなと思います。あまりに出歩かないと飲食店とか小さな商店が潰れてしまうので、その辺をどうするかとかも心配ですが。

 他の話もした方がよいかなと思い、いろいろ雑談をしてみましょう。 

 立ったまま天頂を真正面に見ることができるでしょうか?

 子供がまだ小さい頃、横向きになって首を仰け反って首を90°背屈して寝ている姿を見て、まるで天頂を眺めるようだなと思っていました。なんでこんな格好で寝るのだろうかと。

 人間が二足歩行をするようになり、重たい頭部を支えて立位を保ったり歩行したりするために背骨は微妙な弯曲を描いてバランスを取っています。頚椎は前に凸(前弯)、胸椎は後ろに凸(後弯)、腰椎は前に凸(前弯)になっていて周囲にダンパーのような筋肉がたくさん付いて姿勢を保持しています。

 慢性的に肩こりを訴える方のレントゲンを撮ると、やはり頚椎がまっすぐになっていたり、後ろに凸になっていたりすることが多いように思います。中には胸椎や腰椎がまっすぐになっている方もいます。さらには腰椎が後ろに凸になっている方さえいます。肩こりや腰痛を防ぎ、高齢になってからも歩いたり日常生活を自立して過ごすようにするためには脊椎のアライメントを保つことは大切だなと思います。

 脊椎の正常なカーブ(アライメント)が保たれていないと、姿勢を保持するために周囲の筋肉や筋に無理な負荷がかかり続けるでしょう。痛みや凝りといった症状が出てもおかしくはありません。また、90歳を過ぎても歩いて通院するような方は、背筋が伸びてよい姿勢の方が多いものです。

 脊椎のアライメントが不良となる原因としては、椎間板のある椎体の間がすり減ってくる変形性脊椎症が多いかなと思います。高齢になり脊椎が潰れてしまう圧迫骨折を生じると一気にその部分で後ろに凸の変形を生じます。疼痛等の自覚に乏しくいつの間にか潰れている方も少なくないので、本当は骨粗鬆症検診などを行って最初の圧迫骨折を防ぐようにすると、高齢者の腰痛等がかなり防げるのではないかなと思います。強直性脊椎骨増殖症といって脊椎が骨の架橋によってくっついてくる疾患もあります。最近、低リン血症など骨化する原因となりそうな因子が様々見つかってきていますが、現状は防ぐことも治すことも困難です。固まった脊椎の部位は動かず、胸椎などがまっすぐに近い位置で固まっている方も少なくありません。股関節や膝関節が悪くきちんと垂直に立てないと骨盤側で代償して傾斜します。そうすると脊椎のバランスも乱れてしまい、足の疾患で肩こりや腰痛を起こしている方もいます。肥満が強くても重心を取るバランスが通常からずれているかもしれません。下肢の関節に無理がかかるか、脊椎に負荷がかかるかいずれにしても良いことはないでしょう。

 あくまで自分の想像ですが、小さい子供が寝る時に首を最大限後ろに反らすのは、起きている間、下を見ておもちゃなどで遊んでいることが多いので、寝ている間に上を見て頚椎周囲の緊張などバランスを取っているのかもしれないなと思います。

 少し肩こりを感じた時に、子供を真似て横向きで思い切り天頂を見上げるように上を向いて寝てみたりしています。この姿勢だと頚椎は最大限前弯しているはずです。腰が重い時には、腰椎を背屈するようなストレッチをしたりもしています。頚椎が前弯になる姿勢、胸椎が後弯になる姿勢、腰椎が前弯になる姿勢を生活に取り入れるようにしてみるとよいかもしれません。

 骨化しているような方は動かそうとしても動かないので無理しない方がよいです。また脊柱管狭窄症といって、脊椎のトンネルを走る神経の通り道が狭い方は、背屈するとさらに神経の通路が狭くなり症状が悪化する可能性があるので注意が必要です。心配のある方はきちんと診断し必要により理学療法士にどんなストレッチや運動をすればよいか指導してもらうとよいと思います。

 肩こりや腰痛の有症状率は非常に高いです。マッサージなどが気に入っている方も多いと思いますが、人にほぐしてもらうことはある意味他力本願で、ほぐす系のマッサージではアライメントは改善しないかもしれません。できればストレッチや運動を取り入れて自力で維持した方がよいのではないかなと思います。

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