バッシング待ち?
テレワークとか自宅で自粛とかっていうのはどこの世界の言葉なのかと思うくらいコロナ前と同じように働いているのが、何か不思議な感じになってきました。夜の会議や週末の学会がなくなって楽にはなっていますが、そもそも普通の人には会議や研修も仕事のうちなのかなと労働に対する感覚が人それぞれなことを再認識させられます。
自粛警察とかマスク警察とかいう言葉が生まれていますが、人を批判できる立場に留まれる人たちはかなり恵まれているのかもしれません。テレワークできる職種、できない職種、自粛できる人、外出せざるをえない人々。まったく仕事ができない人達。さまざまな立場があることでしょう。
解除基準は医療機関から見るとかなり危ういように思います。現状、集団感染が最も起きやすいのは医療機関や介護施設でしょう。1日の感染者数を総数として解除基準にしていると、1カ所医療機関や介護施設で集団感染が発生すると解除が無効になってしまう恐れがあります。もちろん発生した施設は一般に知られるのでしょうから、強烈なバッシングにさらされることはほぼ間違いないでしょう。無症状や偽陰性の方から感染が広がる可能性もある訳で、本当に医療機関や介護施設はロシアンルーレットを毎日打ち続けているような気分です。解除基準の感染者数はあくまで市中感染数とするとか、何か配慮が必要なのではないかと思います。
それでも緊急事態宣言がとりあえず解除されてよかったですね。テレワークとは無縁の職種も早く立ち直れるように工夫したり助け合えるとよいなと思います。
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