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2020年5月 3日 (日)

孫の世話をする前に骨粗鬆症のチェック?

 

 お孫さんの世話をしたり、一緒に遊んだりして腰椎の圧迫骨折を生じたり肋骨骨折を起こす祖父母の方は少なくありません。赤ちゃんも産まれた時で3kg位、その後どんどん大きくなりますので、骨粗鬆症があるとベッドから抱き上げようとしただけで圧迫骨折を起こすこともあります。ベッド柵に胸を押しつけただけで肋骨が折れることもよくあります。

 少し大きくなって小学生のお孫さんと公園で遊んだりしていて、特に転倒などしていないのに腰痛を生じて、ぎっくり腰になったと言って来院されてみて実は圧迫骨折だったということも時にあります。

 最近は夫婦共働きの家庭も多く、近くに住んでいれば祖父母が色々手伝うことも少なくないと思いますが、お孫さんの世話をするようになる際には、骨粗鬆症になっていないかどうか確認してみては如何でしょうか。

 里帰り出産をして娘さんやお嫁さんが産後大変な時に、早々に圧迫骨折してしまい数ヶ月はお孫さんの世話が出来なくなってしまい、逆に娘さんやお嫁さんに看病してもらうことになってしまうと、お孫さんが大きくなっても「あの時は…。」と言われてしまうかもしれません。

 話は別ですが、妊娠中や産後一過性の骨粗鬆症というものもあります。これは妊娠中や産後の女性が一時的に骨粗鬆症になってしまい圧迫骨折を生じたりする疾患です。産後腰痛や仙腸関節痛などはよくありますが、骨粗鬆症での圧迫骨折は胸椎に生じることも多いので特に腰背部痛(腰痛より上の方、背中付近まで痛い)の場合にはレントゲンなどを積極的に考えた方がよいかもしれません(妊娠中の方はMRI検査になります)。この場合、産後のお母さんが子育てできず一時的におばあさんに赤ちゃんのお世話をお願いし、お母さんは安静となることもあります。妊娠後期に生じることもあり、その場合入院安静になったりすることもあります。ひどいと大腿骨近位の骨折を生じることもあり、手術的に骨接合術を要することもあります。産後一時的に骨粗鬆症になっても、軽症では食事などしっかりすれば自然に回復する場合が多く、投薬は必須ではありません。妊娠中、産後の栄養管理など産婦人科の先生とご相談いただけますと幸いです。骨粗鬆症が高度ですと、早めに断乳していただいたり骨粗鬆症の治療をしっかり行うことになる場合もあります。

 おばあちゃんになる時、おかあさんになる時、ともに、自分の骨が大丈夫かどうか少し気をつけてみていただけますと幸いです。

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