もう飽きてきた
新型コロナウイルス騒ぎには、もう飽き飽きしたという方が少なくないのではないでしょうか。新型コロナウイルスの問題はまだしばらく収まらないと思いますが、日本での状況や経過はもう総括可能かと思います。
結局日本ではPCR検査を諸外国並みに増やすことも出来ず、診療上必要な最小限に減らすことも出来ず、一般市民はなんとなく自粛してなんとなく活動し、衣食住に困窮する方が増える一方株等で好景気の方もいて、全てがあやふやなまま進んでいき、収束してからもメディアでは賛否両論で議論好きの方々がいろいろ語るのでしょうね。
COVID19のワクチン開発が急ピッチで進められていますが、早く感染予防ができるように急いでいるのか、早く開発しないと感染が収束に向かってしまうから急いでいるのか。もう外国企業と提供契約をしてしまった以上、どうなっても購入することになるのでしょうね。
病院の病床が切迫するという話も、元気な若者がベッドで暇を持て余している様子を完全防護で疲弊した医師や看護師が見守っているというチャップリンの喜劇のような状況もどうにもならず、人生の終焉をどうするのか何も決まっていない国では人がどんな理由で亡くなることを最も避けるべきかということも、すべての物事を曖昧にやり過ごすしかないのでしょう。
あまりに閑散とした交通機関とか街とか、どんどん増えていく空き店舗などを見ていると社会全般の今後が心配になりますが、どうか生活に困窮したり心身を病んだりして亡くなる方がCOVID19で亡くなる方より多くならないよう願うばかりです。
結局、日本人は議論や会議というものが仕事ではないということを分かっていないことが致命的なのだと思います。議論や会議を何万時間やったところで何の意味もありません。議論や会議というものはあくまで仕事の準備のはずです。で、実際何が決まってどう実行されるかが仕事な訳で。しっかり決められる人が居て、それを実行可能な形で戦略にまとめられる人が居て、それを実行できる人が居なければ、きちんとしたことは何もできないことでしょう。日本には、言われたことをしっかり実行できる人はたくさんいるのではないかと思います。上の二人が決定的に欠けている。それは昔からずっとなのかもしれませんが。
先の大戦でも、戦地では「この作戦じゃダメじゃね?」と思っていた兵士も少なくなかったのではないでしょうか。今でも現場では「この作戦じゃダメじゃね?」と思いつつ、できることに最善を尽くすしかないのかもしれません。