秋のむしさされ、かぶれについて
すっかり秋になりました。涼しくもなったしいい天気のことも増えました。
庭仕事にせいを出したくなる季節です。
しかし、注意してください。さざんか、椿の木にはチャドクガ(毛虫)がいます。作業着でも毛虫の毛はとおりぬけて体を刺します。
庭仕事の次の日、体中に赤いぶつぶつができ、非常にかゆかったらけむし皮膚炎を疑ってください。
こうなったら、皮膚科に来て、いちばん強いステロイドを外用しないと2,3週間かゆいです。
もし毛虫があることに気づいたら、雨合羽(ビニールまたはゴム)をきて、ゴム手袋をはめて高枝切ばさみで遠くから剪定し、細心の注意を払って木を処理してください。それでもやられます。毛虫の脱皮の跡の毛でもやられます。
また無防備に草むらに入らないでください。蚊は12月でも暖かい日はでてきて、3月から出てきます。
変な時期に刺されると非常に腫れます。刺されてしまって腫れたらすぐに皮膚科へきてステロイドを外用し、1週間きっちり塗る必要があります。運がわるいとずっと掻き続けてしこりになり、半年苦しむことも稀ではありません。
ついでにハゼの木やツタウルシなどのかぶれにも注意してください。ウルシ科なので、最初はそうでもなくても2,3日後から水膨れを伴うひどい皮膚炎になることもあります。
また、衣替えの時期ですが、湿気が多く、その後暑かった今年はダニも増えています。寒いからとタンスの奥にしまっておいた服をすぐ着たり、布団をかけたりすると、おなか、ふとももにかゆい発疹がでます。ダニです。一度洗ったり、干してから着るといいのですが・・・
ダニにさされる方がくるのもこの時期です。注意してください。
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