ずっと治らないそんなに困っていない皮膚の病変(数年経過していることもあり)
もともと乾燥肌があり、少しポリポリ掻いて、湿疹になることはよくあります。その後まったく搔かなければ自然に治ることもあるのですが。
もしずっとそこを掻いていたらどうなるかご存知でしょうか。
時々かゆくなり、時には無性にかゆくなり無心になって搔いてしまう。薄皮が表面につき、乾燥した茶褐色皮疹が出来上がります。
いつもかゆいわけではないのですが、風呂上りなどに必ずかゆくなりひとしきり搔いてしまいます。
その場所の皮膚は段々ごわごわと厚くなり、そのうちにずっとかゆくなり困り果てて皮膚科受診することもあるでしょう。
しかし、その方がなかなかに忙しい方だと、例えばすねの一部分だけだと何年も市販薬や保湿剤などでごまかして様子をみていることもあります。
最初の原因はむしさされであることもあります。
こういう皮疹は慢性湿疹といいます。ここの皮膚はちょっとやそっとじゃ決して治りません。市販されていないような強いステロイド外用薬を長期にぬらないと治りません。(それもかなり几帳面にぬらないといけません)
体の一か所でもあるようでしたら、皮膚科に来た方が早いです。いうことを聞いていただければまず治せます。
ただし、原因がある場合は難しい場合がありますが。(何かの接触皮膚炎、仕事上など避けられない刺激 etc)