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2021年2月24日 (水)

花粉皮膚炎

2月から頭、目の周り、顔、首、さらには体中かゆくなっていないでしょうか。

さらに目の中のかゆみ鼻水がでていないでしょうか。

スギ花粉が原因かもしれません。

実は、目の中の症状、鼻の症状がなくても皮膚のみかゆい人もいらっしゃいます。

たいてい皮膚のバリア機能が壊れていてもともと乾燥しやすかったり、化繊や強い洗浄剤で皮膚が荒れやすい(こういう方は手がたいていあれています)方が多いです。

かきむしると徐々に悪くなり、一部の皮疹がひどくなるとさらに悪循環で全身がかゆくなってきます。

抗アレルギー剤を服用したり、外用(ステロイド外用剤やアトピー性皮膚炎の軟膏)などで治療する必要があります。早めに受診してください。

バリア機能を壊さないために体の石鹸やボディーソープをやめ、ぬるま湯で手で体を洗い、シャンプーはやめてお湯シャンにするか、低刺激のシャンプーにしてください。

花粉を落とすために毎日入浴してください。花粉の多いとき、外にでることを避けるか、出るなら花粉のつきにくい服にする、帽子をかぶる、花粉眼鏡をするなどしましょう。空気清浄機をつけ、洗濯物は外で干さない方がいいでしょう。

 

2021年2月20日 (土)

骨密度測定装置を最新型に更新しました。

 当院では腰椎と大腿骨でのDEXA法にて骨密度を測定してきましたが、今回最新型に機種更新を行いました。従来の機種に比べると、測定時間が劇的に早くなりました。測定自体は数分以内に終わります。また、従来機種では腰椎と大腿骨しか測定できませんでしたが、新しい機種は前腕でも骨密度が測定できるようになりました。他院で骨粗鬆症の検査や治療をしている方では、前腕で骨密度を測定していた方も多く、比較できるようになりました。腰椎、大腿骨の骨密度と前腕の骨密度は骨粗鬆症の程度が異なることも少なくないため、いずれかで骨密度が減少していると骨粗鬆症の診断になります。前腕の骨密度では治療効果判定はできないため、治療継続中の方は基本従来通り腰椎と大腿骨で測定するのが主となります。

 骨粗鬆症は内科の先生等にまだまだ軽視されることも多く、歯科の先生からは治療薬を嫌がられることも少なくないですが、年齢を重ねても歩いたり活動性を維持したりするためにはどうしても骨がしっかりしていることが根幹になります。骨粗鬆症治療の進んでいる欧米では高齢者の骨折も減少傾向にあったりしますが、日本ではなかなか治療の進まない現状は、何とかしたいところです。

2021年2月15日 (月)

新型コロナウイルスワクチンの個人的現状把握

 COVID19ワクチンはこのまま行くと今まで以上に国が大混乱に陥るような気がします。政府もメディアもまるで波動砲のような最終兵器的に期待を寄せていますが、そうとはいかない可能性もあります。末端の現場からの個人的な現状の見え方を少し書いてみたいと思います。

 現在までのところ、今回のワクチンには重症化や死亡を抑制する効果があり、重篤な副反応は少なそうだということが分かっているという段階です。総合的にはワクチンを行って死亡率を下げるメリットが有害事象の起こるデメリットより圧倒的に優位という情報です。なので合理的な国々では広く接種していくことで新型コロナウイルス感染症による諸問題を改善していくことができそうです。ただ、日本は様々な面でやや特殊な国なので諸外国と同じようにワクチン接種が進むかどうか微妙だと思います。

  このワクチンは何のためにするのでしょうか?ワクチンは基本的には、多くの人が亡くなる感染症に対して、死亡者を減らすために行うというのが主な目的です。なので、冷酷かもしれませんが「感染症による死者が大幅に減るのであればワクチン自体で少数死亡しても社会全体としては受容する。」という基本的なスタンスが必要です。もちろんこのワクチンが原因で亡くなる方はほぼいないか、または非常に少ないと思いますが、ゼロではないかもしれません。ワクチンによって重篤な症状が出た方や死亡者、その家族には十分な補償が必要ですが。日本人に、特に日本のメディアにそういう科学的というか統計的な思考が受け入れられるのかどうか。例えばウイルスでの死亡率が2%であったとして、ワクチンによって全体の死亡率が0.02%になれば成功な訳ですが、その0.02%の中にワクチンによる死亡が含まれていても社会として許容しないとワクチン事業はできないでしょう。

 メディアで「こういうケースがあった、ああいう問題があった」と、個々の症例を取り上げて大問題化することが続いている限り、合理的な運営はできないということを日本は理解できていないように思います。

 COVID19のワクチンはそれなりの副反応が予想されています。専門家の方々はアナフィラキシーショックなどの重篤な副反応は少ないので心配ないと言いますが、日本では諸外国とは全く状況が異なります。諸外国ではほぼ滞りなくできている子宮頚癌ワクチンが、副反応の問題でほとんど頓挫している日本で、重篤ではないけれど多くの方に副反応を生じるワクチンを混乱無く行うことができるのか。現在の日本社会の状態では本当に絶望的のような気がします。

 例えば、38℃以上の熱発は少なくても10%以上起こりそうです。熱発や倦怠感、局所の痛みや腫れ程度であれば医師としてはそのまま働けるかなと思います。専門家の方があまり問題視しないのも、仕事感覚がそういう医師特有のものだからだろうと思いますが、一般の方が38℃以上の発熱があり倦怠感や頭痛がしても、軽い副反応だからそのまま働こうと思われるでしょうか?

 例えばファイザー社のワクチンは2回で1セットなのですが、2回目の方が副反応が多く、倦怠感や頭痛は半分程度の方には生じそうです。筋肉痛や関節痛も数割の方には起こりそうです。副反応のために医療機関受診を要する方も数%は存在しそうです。これらの副反応も、一般の方々にとって軽い副反応と思える内容なのか。子宮頚癌ワクチンでは寝たきりのようになってしまう方もいましたが、副反応の強さは恐らく子宮頚癌ワクチンと比べると強いでしょう。COVID19罹患後の倦怠感も後遺症と言われて問題になっていますが、そもそも後遺症とは何かということから理解していない社会には受け入れられない事態が多発するのではないかと心配になります。

 今回のワクチンは生体での免疫反応を起こさせることが目的なので、発熱や局所の腫れはある意味よいこととも言えるのですが(免疫力のある若年層の方が免疫力の低下した高齢者より副反応は強そうです)、一般の方は接種後23日は仕事や学校を休めるように配慮した方がよいかもしれません。要するに今回のワクチンでは、接種後短期間の発熱や頭痛、倦怠感、局所の腫れや節々の痛みは問題視しないというコンセンサスが必要ですが大丈夫でしょうか。倦怠感とか頭痛を問題にならない軽い副反応とは思えず、38℃以上の発熱程度であれば日常生活に大きな支障は無いと思えない方はとりあえず急いでワクチン接種をしない方がよいと思います。

 新型コロナウイルスで重症化したり死亡したりする確率が非常に低い若年層では、ワクチンのメリットと副反応のデメリットの天秤で後者が下がるかもしれません。そうすると若年層では全体の流行を抑えるためと高齢者の重症化や死亡率を減らすためにデメリット覚悟でボランティア的にワクチン接種を受けるという意味合いになるかもしれません。なので若者の場合は、副反応をきちんと理解し、長期的にどういうことが起きるのかは専門家もまだ正確には分かっていないことも納得し、自らの重症化や死亡率の軽減というメリットは無くはないが軽微であることもきちんと把握している方で希望する場合は接種するとよいと思います。

 現在、まだ医師会ではドライブスルー式のPCR検査を運営し、そこへ日替わりで医師が出動しています。ワクチンが始まると、集団接種会場へも医師が交代で出動することになります。もし、東京オリンピックが有観客で開催されると、会場や周辺道路上の医務室へも医師や看護師が交代で出動することになります。もちろん医師も看護師も医療機関を休んで出動する訳ですが、そんなに人員が集まるのでしょうか。イギリスでは素人を少し研修してワクチンを注射させているようですが…。ワクチンを優先するなら、他の二つは医療関係者抜きで行うしかないのでは…。

 今回のワクチンは、普段薬の使用が心配な人や、副作用が心配な人もしばらく見合わせた方が無難だと思います。今回のワクチンは非常に多人数に行う必要があるため、極力流れ作業的に接種していく必要があります。どうしてもインフォームド・コンセントや説明、個々人への対応が手薄にならざるを得ないものと思います。アメリカではドライブスルーで車に乗ったまま注射されていましたが、副反応が起きやすい15分後にはもうハイウェイ上かもしれません。どういう説明をされているのでしょうね。重症化や死亡率の高い高齢の方々から接種が始まる訳ですが、高齢な方々にどこまで理解していただけるのかどうか。理解が浅い中でワクチン接種をして副反応などを生じた場合、個々の医師や医療機関を責められるとなるとこれだけ大規模な接種事業は頓挫します。

 最後に。政府は日本人の総数よりかなり多くのワクチンを確保した様に報道されていますが、実は大量に余ってしまわないか心配になります。もし大量に余ってしまったら、手に入らない諸外国から非難囂々になるでしょう。まずは優先接種される医療関係者、高齢者でどれくらいの割合で接種されるのか、日本人での副反応の確率、それに対する人々の反応。メディアがどう伝えるのか。冷静に客観的に科学的に遂行されるのか。煽動的に主観的に感情的に報道され混乱を来すのか。もし日本での接種が思うように進まないと、政府は旅行に行ったりイベントに参加するのにワクチン接種証明書が必要などインセンティブを付けるようになるかもしれません。そうすると、見合わせていた方々が早くワクチン接種してくれと騒ぎ出すかもしれません。

 積極的に接種するのか、様子を見る方が多いのか、まだいろいろ読めないところがありますね。

2021年2月10日 (水)

新型コロナウィルス感染 物の表面を介した感染リスクは0.05%以下

米タフツ大学の研究チームがマサチューセッツで行った調査で以上のことがわかりました。

公共の場のある者の表面を触れることから新型コロナに感染するリスクは1万分の5以下であり、飛沫やエアロゾルを吸い込むことによる感染と比べて格段に低いことが明らかになったそうです。

物の表面を触ることで感染するリスクはインフルエンザやノロウィルスに比べ低いことも示唆されたそうです。

皮膚科的には以前からアルコール消毒や石鹸洗浄は皮膚の害が大きく、流水15秒で十分、店内に入るときのアルコール消毒もしなくていいとさんざん言ってきたのですが・・・

周りの圧力があるのでやめにくい、などどいわれ、悔しい思いをしてきました。巷では抗ウィルス効果がある商品がたくさん並び始め、ここぞとばかりに売ろうとしています。意味のない消毒があちらこちらで行われています。

すべてやめてほしいです。そのような薬品はおそらく、皮膚に害があり、ゆくゆくは皮膚のバリア機能を失い、接触によるアレルギーを発症するでしょう。浮遊する消毒剤などで気道の粘膜なども障害するでしょう。

家に帰ったら流水で洗うのみで十分です。食事の前に流水で洗うのみで十分です。

新型コロナ対策は飛沫を防ぐためのマスク(人に移さないため)、換気で十分です。

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