2021年末
2021年も暮れていきますね。今年も当院では通常診療とは区別して発熱外来を行なってきました。毎日のように発熱した方や感冒様症状の方を診察してきて医師も看護師も発熱せずコロナにも罹らず無事に過ごせたことは奇跡的なことなのかもしれません。リハビリもクラスターなどを生じることなく通常通り無事運営できたことには感謝しかありません。
オミクロン株が流行してきたら、最前線の医療関係者は自分が感染せずに済むかどうかではなく、いつ感染するかという風に思っているのではないかと思います。オミクロン株に対して厳格な対応はしきれないことでしょう。
新型コロナウイルスの発症時は、普通の風邪とほぼ見分けがつきません。「風邪を引いたらすぐ~~~」と宣伝して総合感冒薬が例年通り販売されていますが、風邪の方が総合感冒薬を飲んで症状を抑えて仕事を続けたりしたら、新型コロナウイルスの流行を抑えられるはずはありません。PCR検査を限りなく行なっている諸外国が感染を抑えられているのかどうか、少し分析してみたらどうなのだろうかと思います。
実戦レベルに居る臨床医からすると、「with2類感染症」という発想はありません。「with」を付けるのであればより低いレベルの感染症である必要がありますし、「2類感染症」なら「with」は付けられません。
今年も色々疑問なことだらけでした。ますます疑問が深まった1年だったような気がします。来年はきっと明るい年になると思います。この2年滞っていた様々な発展的な事柄にチャレンジしていければ良いなと思います。