鶴川開院50周年
当院はおかげさまでこの1月に鶴川開院50周年を迎えました。開院当時、周辺は空き地が多く真光寺川周囲は全て田んぼでした。小学校には子供が溢れていました。
開院当時、当院の建物は地上3階地下1階の小さな鉄筋のビルでした。1階が受付待合室、2階が診察室と手術室、3階には病床がありなんと入院できる診療所でした。看護師さんが一人住み込んでいらしたのをかすかに覚えていますが、入院していた方がいたような記憶はありません。
その後改修、増築をして昭和の時代には整形外科診療所として運営されていました。平成になり皮膚科、内科が常勤医となり令和になり現在の場所に移転しております。昭和から平成、令和へと鶴川を見つめながら時代に合わせて変革してきました。在宅診療も行いコロナ禍では発熱外来も運営し、キャッシュレス決済にも対応しました。システム導入がなかなかうまくいかず申し訳ありませんがオンライン診療も行っていきたいと思っています。当院は基本的に地域のかかりつけ医としてありたいと思っていますが一般の診療、健診、在宅診療、発熱外来やオンライン診療をどのようなバランスで行っていくべきなのかは難しいところです。国はかかりつけ医制へと進めるような話をしていますが、現状では日本人にはかかりつけ医制度は馴染まないのかもしれません。
今後も時代の趨勢を把握しながら哲学的倫理的にどうしていくべきなのかを探りながら進んでいきたいと思います。
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