祭事とフェス
今週は整形外科学会とプライマリケア学会に参加してきました。学会としての様相が全く正反対で面白いですが、複雑な感情が沸いてきます。
整形外科学会は皆スーツを着て学識団体としての格式を継承しており、叱られるかもしれませんが明治時代から続く祭事のような印象です。一方プライマリケア学会は大きな展示場をパーディションで区分けしただけの会場で、同じ空間の中で音楽が鳴り響く中ディスカッションをしていてまるでフェスのようでした。これも叱られるかもしれませんが、公立学校の教職員組合の会合を会議室で折りたたみ机を四角く置いてパイプ椅子を並べて行っているのと、IT企業で人工芝のフリースペースに集まってランチを食べたりヨガをしながらフリートークしているのと、位の違いでしょうか。
この専門医志向とプライマリケア志向の向いている方向の違いも日本の医療の大きな問題の一つなのかもしれません。両者は様々な観点で別の方向を向いているように思います。それがうまく噛み合っていく必要があるのでしょうね。
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