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2023年9月13日 (水)

体にできた湿疹に対しての市販薬の使い方

体にかゆいあかい発疹ができたときどのように対処しているでしょうか。

クリニックにかかれれば間違いないのですが、時間があわなくてかかれないときはどのようにしますか?

顔、陰部以外の湿疹であれば本当はステロイド外用薬を選んでいただきたいと思います。非ステロイドの外用薬はじつはかぶれが多く、かえって悪化することがあります。市販で売られている混じりけのないステロイド外用薬にはリンデロンV軟膏、フルコート軟膏、リビメックス軟膏などがあります。かるい湿疹で1週間以内に完全になおり、しばらくでてこないならこれもありかもしれません。

しかし注意があります。1週間以上なおらない。一回よくなってもすぐに再発する、かえって悪化するなどのことがあればやはりクリニックにかかるほうが結局早いと思います。

治らない理由として、第一に湿疹が慢性化しており、市販薬では弱すぎ、かつ塗り方もわるいことが考えられます。第二に、とびひ、水虫(体にもでることがあります)などの皮膚感染症である可能性があります。この場合どんどん悪化していきます。第三にそもそも湿疹ではなく前がん状態であることもまれですがあります。

虫刺されも上にあげた軟膏で治る場合はいいのですが、水疱ができたり、3センチ以上に赤くはれたりする場合は弱いステロイドで中途半端に直した場合数か月もかゆい痒疹(かゆい硬いできもの)になったりするため、早期に強いステロイド外用にした方が何か月も苦しまずに済むこともあります。1,2週間でしっかりなおらなかったら受診をおすすめします。

 

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